後輩からの一報、読売新聞取っていますか?

5月上旬、仕事中に電話が入る。
◯◯ですと、名乗る声が。
久しぶりだねと返答。
電話の要件を聴くと、「新聞は何をとっていますか?」と聞くので「産経と」返答、「読売は?」と聞くので、「会社で取っている」と返答する。
それでは、5月8日付の8面に「時代の証言者」と謳っている記事があり、元衆議院議長、伊吹文明氏の自伝が書かれているから是非読んでくださいというのです。
そこには「経済学者のハイエクさんの名が出ています。」というのです。

読売新聞5月8日付8ページから。

その言葉で、鉄の女と呼ばれたサッチャー女史の思い出話をしました。
サッチャー首相は、英国病により停滞した経済を立て直すべく、ミルトン・フリードマン氏の経済理論を基にして改革を実行しイギリスを蘇らせた政治家だった事。
そして、確か日本経済新聞主催でサッチャー首相の講演会があると新聞で知り、応募して当選し講演会に出席して本人を見たことがあるといい、とても金髪が奇麗で美人だったと感想を話しました。その仲介をしたのが田中清玄氏、ハイエク氏と親交があり実現できたようです。

後輩の彼、左翼暴力学生の学園占拠を解除をすべく、共に戦った仲間、その点で気が合い、付き合いが始まったのです。
昭和43年から44年まで、各大学で左翼暴力学生の校舎封鎖で授業が出来なくなり、我大学では彼らの横暴を許すなと、一般学生の気運が高まりその時代を過ごしていることが絆を深めています。
会社にいるので新聞を調べてみると、確かに記事がありました。彼には読んで見ると告げて、再会を約束しました。

彼が電話を入れてきた理由は、前述した左翼暴力学生の排除運動に同じ思いで闘ったからだと思います。
そして、記事の内容を共に共有したいと思ったからでしょう。

新聞切り抜きを掲載しましたが、この記述を見てもらいたかったのでしょう。
「・・・ハイエクは、社会主義、計画経済は危険な全体主義につながると批判し、自由や市場経済の優位性を説いた古典的名著「隷従への道」で知られている。・・・」記事より。

今の国際社会を見ると、まさにハイエクの理論がその事を証明している。
社会主義国、中国、北朝鮮、ロシア(ソ連)、キューバ、ベトナム等、国際社会でも数えるほどの国しかないことがそれを証明しているような気がします。
いずれ全体主義国家は破綻するでしょう。

翻って日本でも社会主義に被れた戦後生まれの老人たちは、それに気付かず今日に至っていますが、それ以降の世代の人達はだんだんと社会主義(共産主義)に惑わされない世代が育っています。

私の経験ですが、左翼運動に走った学生らは地方の出身者が多く、純朴な彼らは、その理想に共鳴し賛同したのでしょう。
がしかし、彼らは「資本主義」は悪と決めつけ、イデオロギーに凝り固まったまま、利己的になった主張(思想に囚われる、例えば人権、差別等)を叫び、国の恩を思い致さずに終わる事でしょう。
戦後教育の誤り、自由・平等の履き違い、利己的で我儘面が目立つ戦後生まれ世代、ニュースで「老害・不良老人」と叩かれるのはそのせいではないかと思うこの頃です。

伊吹文明氏、ハイエク氏の経済理論から「保守とは」何かと勉強されています。
「・・・いわゆる新自由主義とは違う。歴史的に形成された制度や矜持といった「自生的秩序」、それらを含むルールによる「法の支配」で自由と秩序を守りながら、制度やルールの斬新的進化を目指すべきだとしています。私の「保守」の理念に大きな影響を与えました。」記事より。

ハイエク氏、フリードマン氏の経済理論は理論ケインズ派経済のアンチテーゼとして、新自由主義の理論に立つ経済学派の様です。

 

この著書、昭和50年半ばに出版されています。本を購入した時期は昭和56年頃です。
本を読んで理解できたことは、自由競争に任せた方が効率がいいと言うことかな。

ケインズ学派経済理論が破綻して、各国で資本主義の行き詰まりを感じて、この経済理論に基づいて政治経済の改革を実行した一人が「サッチャー首相」だったのでしょう。
その政策・・・
「サッチャリズムは、ネオリベラリズム(新自由主義)に基づいた政策です。ネオリベラリズム(Neoliberalism)とは、個人の自由の尊重や市場原理に基づいて、政府による個人・市場への介入を最低限に留めるべきという考えです。ネオリベラリズムは市場の効率性を評価し、政府による介入は非効率であると考え、小さな政府を目指します。」ネット記事より。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。

スタッフ募集中です

過去の社長ブログ

最近のコメント


→社長ブログを見る

follow us in feedly   RSS