「国を思うて何が悪い」読書雑感

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表題のタイトル、30数年前に買った本、最近の世情からもう一度読み返す気になりました。

著者阿川弘之氏。


あの頃、新聞やニュースメディアに左がかった論調が幅を利かせ、国の体制、仕組など否定する傾向があるので、私の印象からすると「自分が生まれ育った国」なのに、なぜそこまで悪く言うのかと。
何をもって、「非」というのか「左寄り」の方々の発言に疑問を持ちそんな折、書店で目に留まり買ったのだと思います。
帯に「国を愛したら右翼?」とありますが、左翼、右翼の言葉を認識したのはいつ頃かと思い起こすと、
中学生の頃からと思います。
当時、安保闘争と言って、国が大騒ぎしていた頃で、二つ上の従兄からデモに参加しようと誘われた位、湧きかえっていました。

※今思うに簡潔に言えば、左:軍備反対 右:(保守)国の安全の対立。

深い理由は理解できなくても騒然として世情は認識出来ました。

まだ政治的な意味合いは理解しておらず、その頃私のいた中学校では、国からの通達「勤務評定」反対と教師たちの活動がありました。

中学生時代の衝撃的な事件としては日比谷公会堂を起きた「浅沼稲次郎刺殺事件」があります。私は青年が※浅沼稲次郎を刺殺する場面をテレビ報道からリアルタイムで見ています。

※社会党書記長に就任。’59訪中した際に、「米帝国主義は日中両国人民の敵である」とアメリカ批判をしたことで国内外で波紋を広げた。ネット記事より。
この記事から推察すると、日本の共産主義国家樹立を目論んでいたのでしょうか?。
中学生の私にはまだ理解できない頃です。

昭和40年大学に入学した頃には、政治的イデオロギー「右翼・左翼」としっかりと認識していたと思えます。

高校、大学生の頃に、有楽町、銀座へよく映画を観に行っていた時期で、赤尾敏の街頭演説に遭遇することが度々あり、右翼の活動家だと認識は出来ました。
今、赤尾敏氏の演説を聞けば納得する事があるのではと想像します。

※現在の心境では赤尾氏の街頭演説の内容を知りたいと思う。
確か幟には天皇制支持の文言が書いていたような記憶があります。
当時天皇制反対の論調が強かったと思います。

昭和40年頃代になると学生デモが盛んになり、ベトナム戦争反対運動がおこり、また大学紛争が起こります。
更に活動が広がって「全学連」が主体となり「※授業妨害・学園封鎖」を強行する様になりました。
※校舎を占拠して教室を使わせないようにした。

私がいた大学でも、授業妨害を受けて講義が出来ず、左翼思想にかぶれた連中は「なんて勝手な行動をするのだ」と、授業再開に向けて彼らを大学から排除しなければと一般学生にその気運が生まれてきました。彼らにしてみれば、それが「正義」と思い込んでいるので、「邪魔はさせないぞ」と、排除しようとする一般学生には、「ゲバ棒」「鉄パイプ」「鑓(鉄パイプの先端に5寸釘を装着)」などの武器を使い対抗していました。

※私のいた大学の研究室仲間の二人がその運動に参加していたけど、地方から出てきた純朴な若者でした。何故「左がかる」かと言えば「●平等な社会」の理念に惹かれたのでしょう。
※私の記憶では小学校の時ソ連という国には、「集団農場」というものがあり、平等に収穫を分け合うと教わったことがあります。
● ソ連が崩壊した理由の一因では、小学校の恩師が教えてくれた「平等という名の悪平等」
その達成のため、反体制に走り、暴力を行使し、授業妨害をする活動がその一端と思い一途に行動したと思います。

この経験から、左翼活動の※本質を理解し、政治(保守、野党)の論争に関心が行き、自分なりの尺度で判断する姿勢が出来たのでしょう。

※「おれは人民政府の樹立を目ざして帰ってきた。共産主義社会の実現のためには暴力も辞さぬ。君は資本家にこびをうっている。違った世界の人間だ。さよなら」社長ブログ(シベリヤ抑留引揚者の物語)より。

※大学紛争でそれを目の当たりして「その通り」と実感しました。

タイトルの文言、「国を思うて何が悪い」から連想されるのが「愛国心」、戦後75年以上経っているのにいまでもあまり耳にしない言葉、著者は一例に「国旗」を取り上げて歪んだ左がかりの考えを指摘していました。

「・・・日本の場合だって、国民全体が、日の丸の旗をどう思っているか、新聞社で調査したことがあるというから統計を見せてもらったら、日の丸を国旗としてふさわしいと考えている人86%、そう思わないのが4%なんですね。答えがないのが10%あったそうだ。だから、ほとんどの日本人が日本の国旗はあれでいいと考えているのに、日教組とか一部の左がかりのインテリがその掲揚に反対する。それが大きな記事になる。それで、国民の大多数が反対かのような印象を与えてしまう。・・・」
※こんな事だから「国旗」に対する作法も知らない人たちが出てくる。

※2010年7月日付ブログでこんなことも書いていました。
「追記抜粋・・・「先月末、ネットのニュースで報じられていた記事に関心が起こりました。
衆院本会議代表質問で、菅首相に問うた質問です。
答えた言葉は、国旗は大好きだし、国歌も決して嫌なわけでない___
平成11年成立の国旗国歌法に反対したことが質問された理由です。
国旗、国歌を好き嫌いの基準での答弁。
「オイオイ、それはないだろう」と言う感じです。」社長ブログより。

日本国の首相になった人がこれでは、阿川弘之氏でなくてもおかしいと思うのでは。
日本人としての「心性」に「?」と誰もが思うと考えますが、現実にはそのような首相が選ばれる日本。

30数年前(もっと以前の戦後)からメディアは当時の進歩的文化人と言われる人達の反国家的な論調を採用し、この様にあらゆる局面で印象操作を続けているがゆえに偏向報道なる言葉も出来てきました。

阿川弘之氏は「左がかり」の考えに「国を思う」心が見て取れず、どうして国を貶める発言をするのかと批判して「進歩的文化人や新聞が言うように日本は悪い国か」と反論しているのです。
簡潔に言えば「騙されるな」と!
追記
誰に:(営業左翼の進歩的文化人たちは必然的に言論界・マスコミ界・教育界の主導権を握るようになった。
出典:「こんな日本に誰がした・著者谷沢永一」

安倍首相辞任に合わせ様々な評価のコメントが報道されているがまさに偏向報道!
会社を経営している私ですが、民主党政権時代の経済の停滞の淵にあった状況からアベノミクスで業績は回復、そのおかげで従業員が還元することが出来た。)

国を憂い、国を愛する思いから、著者阿川弘之氏はこの本を出版されたのでしょう。

 

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