戦後消えた言葉「尚武の気風」(その2)!?

いつのまにか、記憶にとどまった言葉「尚武の気風」
18歳で大学で合気道を稽古し、社会人なってから10年経て再び合気道の稽古をする機会に恵まれ、合気道を教える事になってから、武術に関する書籍を多読していたからなのでしょう。
尚武(しょうぶ)とは、武道・武勇を重んじること。
簡潔に言えば「強い事」となりますかね。
気風とは、気性、気だて。特に、ある集団・地域内の人々に共通する気質。「代々伝わる進取の気風」
「尚武の気風」を広義に捉えれば、昔で云う兵法の知恵、知識を持ち戦いにおいて知略を揮える人を良し見る考えでしょうか。


この言葉を取り上げたのは、私等が若い頃までは昔ながらの遺風があり質実剛健弊衣破帽などと硬派な振る舞いが男らしいと考えられていました。
がしかし、昨今男子が化粧し且つ整形手術し、華美な服装をきて、言動に軟弱な立ち振る舞いが当たり前のようになってきています。
今振り返れば、昭和30年代、シスターボーイなる言葉が出たし、40年代になると男が女に変換するような時代に変わり社会的に許容されるようになっていました。
私は戦後生まれ、敗戦で今までの価値観をGHQに否定されてしまった結果、戦後は戦前とは真逆な価値観も通用する世の中と変わったのでしょう。

そんな思いを持っている私、ある日スタッフに「尚武」という言葉を知っているかと質問すると「菖蒲」と返ってきました。彼、60歳前の男性、いかに世間で使われなくなった言葉と知らされました。
それから調べ癖が出て機会ある度に20~50代にあたる男性に7,8人に同じ質問をすると「知らない」と答えが返ってきます。
戦前までは、男子たるもの「一旦緩急アレバ」と教えられた時代から、戦後になると「平和教育」となり、世間で言われなくなったせいかもしれません。

だからと言って、戦争は無くならないのが国際社会、武器を使って戦いだけでなく情報戦サイバー攻撃プロパガンダなどの戦いがあります。

武器だけの「戦」はでない時代に突入している国際社会、違った意味で「尚武の気風」は必要でしょう。

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