「ヤバイ」「エグイ」「死ね」

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タイトルの言葉、「文春オンライン」の記事から知った言葉。
「『こんぎつね』の読めない小学生たち、恐喝を認識できない女子生徒・・・・・・石井光太語る<いま学校で起こっている>国語力崩壊の惨状」と言う見出しの「国語力崩壊の惨状」の文字がとても気になりました。

私自身、社長ブログでその事に関して書いて「国語力低下」を感じていたからです。

国語力低下となれば「コミュニケーション」とも関わる問題、その事について書いたブログ、
国語力の低下
漢字の話題に思う
意志疎通。情報伝達の意義(上司の責務)
阿吽の呼吸
があります。

ネット記事を読んでいる中で注目した記述がこれです。
「石井:象徴的なのは、ある女子高生に起きた恐喝事件です。その子は、わりと無気力なタイプで、学校も来たり来なかったりデートの途中で黙って帰ってしまうようなルーズな面がありました。こうした態度に怒った交際相手の男子生徒が、非常識なことをしたら「罰金1万円」というルールを決めます。それでも女子生徒は反省せずルールを破り、毎月のバイト代のほとんどを彼氏に払い、しまいには親の財布から金を盗んで支払いにあて続け、発覚したときは100万円以上も払ったあとでした。
ところがとうの本人は、自分の被害を全く認識できず、「言われたから」「ルールで決めたから」と相手の行為を“恐喝”とすら思っていないんです。男子生徒のほうも「同意あったし。金は二人で遊びに使ったし」と平然としている。
当人のなかでは「ルールを決めた→同意した→実行した、何が間違っているの?」というプログラミング的な理屈で完結しているのですが、社会の一般常識や人間関係を考えたら明らかにおかしいわけです。搾取されているゆがんだ関係や親の金を盗んで渡していることに疑問すら持たない。」記事より。

この記述から、現象面では違いますが、内容が似た事を仕事の上で体験したのです。
事の始まりは塗料ディラーの営業マンが、再就職した会社の営業マンとして営業に来たことでした。
取引するに当たりと経理担当者が、社長の個人証明となる免許証の写しが欲しいと言っているのでコピーをくださいと言ってきたのです。
経理から免許証のコピーが欲しいと言われた時、常識知らずな営業マンだと思い、怒りを覚えました。
営業で売り込みに来た営業マンに免許の写しが欲しいと言われた経験が今まで無いので、どういう理由で欲しいのか確かめようと本人を呼んで会う事に。

面談した際、それは会社の決りでやっているのかと聞くと、どうやら本人の一存でやった事と分かりました。
本人に次のように注意しました。
営業に来て、そのような申し出をすることは無礼な行為なのだよ。
20代の若者とは言えあまりにも非常識なので注意しました。
銀行では信用調査みたいに裏付けを取られるような経験はしているが、銀行でもない塗料販売店から言われたの初めて。
君が行っていることは簡単に言えば銀行並みに信用調査している行為に映るようなもんだよ。

会社から言われてやっているのかと詰問するとどうやら自身の判断でやったようです。
本人にすれば、役所の手続きよろしく「本人の証明」なる免許証か保険証かマイナンバーカードの提示と同じつもりと考えたのでしょう。

此の事から今後は取引するつもりはないと言い渡し絶縁したのですが、上司に謂われたのか再度私が詰めている川越第二工場にやってきて是非取引をと申し出できたのです。
どうやら本人にしてみれば非礼とは感じていないようです。

取引するに当たり心配のない会社かどうかと言うつもりで免許証コピーの提示を要求したのであれば、そのような事は取引先に申し出る前に事前に調査をするのが営業の責務でしょうと話帰しました。

塗料仕入れ先4店ほど使っていているので何ら支障ないから取引するつもりはない。
しかし、この様な無礼について上司共々詫びに来なさいと伝えておきました。

そして3月に上司共々来社して、詫びに来たようでが、私が病気療養中なので名刺を置いていくだけで会えずじまいとなったままでした。

もう来ないのかと思っていると、7月下旬駐車場で偶然に上司共々会う事に立ち話ではと事務所に案内し話を聞くことに。

部下になる若い営業マンは口を利かず黙っている、上司にこのような信用調査的に行為を営業先で行うように指導しているのかと聞くと、いや!そうではありませんと言うのです。ではなぜかと聞くと、その塗料ディーラ―は過去に偽名を使った商取引で痛い目に有ったり、質の悪い客のトラブルに巻き込まれたりしている経験話を聞かせたことが若い営業マンには気を付けなければと自覚を持たせたのでしょう。

この記事に注目したポイントは次の記述です。
社会の一般常識や人間関係を考えたら明らかにおかしいわけです。
若い営業マンにしてみれば、彼の頭にその考えが明らかに欠如していたのでしょう。
転職前の塗料ディーラーではそのような申し出はなかったし、この塗料ディーラーに再就職し、再度訪れた時に出た行為、上司の意向を汲んだことなのでしょう。
しかし一般常識から外れているとは考えずにやった事。
上司に言われたから、自分の思いではルールぐらいと軽く考えたのでしょう。
「言われたから」「ルールで決めたから」と相手の行為を“恐喝”とすら思っていないんです。
内容は違いますが、”無礼”になると思わなかったのでしょう
時代と共に変わって行く事も多々あるでしょうが、営業する上で与信管理と言いうべきものは内内に済ませる物でしょう。

こんな事が起こるのも、平成に入ってからSNSの発達もありショートメールでやり取りしているうちに対面して相手の様子(顔から見て取れる感情の起伏)を読み取る会話が減ってニュアンス、デリカシーを感じ取る想像力が落ちてきているからなのでしょう。

表題の「ヤバイ」「エグイ」「死ね」については石井氏は次のように述べています。

「 あらゆることを「ヤバイ」「エグイ」「死ね」で表現する子供たちを想像してみてください。彼らはボキャブラリーが乏しいことによって、自分の感情をうまく言語化できない、論理的な思考ができない、双方向の話し合いができない――極端な場合には、困ったことが起きた瞬間にフリーズ(思考停止)してしまうんですね。これでは、より問題がこじれ、生きづらさが増すのは明らかです。」

人を使う立場にいる私、太字部の記述に納得です。
私の経験で言えば、今から20年前、若い人を採用し使っているのですが、当時60代のスタッフが口にした言葉、「今の若い奴は挨拶ができない」他に「仕事を覚えようとしない」「会社はお金が貰える所」と世代的な特徴を捉えた言葉として忘れません。
毎朝、3分間スピーチをスタッフにさせて、仲間内の交流、そして言語化の訓練を兼ねて行っています。
させないよりはいいと思って実行しています。
今では挨拶がしっかりと出来る、出来ないは仕事に反映していると思うこの頃です。
「今の若い奴は挨拶ができない」と言った老スタッフも若い頃、社会に出て厳しくしつけられたのでは!?
挨拶はコミュニケージョン能力を作る基本になっているのではと思います。

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