大学時代に覚えた歌「蒙古流浪歌」

大学生になり、合気道部に入部して稽古に励んで居た頃です。
同じクラスの空手部に居た友人から教わった歌でした。
半世紀以上前の事、何故か今でもふと思い出す歌です。
歌詞を教わると、惹かれるもの感じて覚える気になったのです。
教えてくれた友人も今は鬼籍に入り、ちとセンチな気分が思い出させるのでしょうか。

蒙古流浪歌 歌詞

1 心猛たけくも鬼神ならぬ 人と生まれて情はあれど
母をみ捨てゝ波こえてゆく 友よ兄等と何時いつまた会あはん

2 波の彼方の蒙古の砂漠 男多恨の身の捨てどころ
胸に秘めたる大願あれど 生きて帰らむ希はもたぬ

3 朝日夕日を馬上に受けて 続く砂漠の一筋道を
大和やまと男児の血潮を秘めて 行くや若人千里の旅路

今、記憶の残っている歌詞です。

調べると、作詞、作曲は不詳の様です。
いつ頃から歌われて居たかは定かではないですが、私の想像では明治期に作られた様な気がします。
中国大陸に渡り、男として野望を遂げようと、男子たる心意気を鼓舞しているように思われるのです。
近代国家へと「富国強兵」を掲げ、日清、日露戦争で大陸に進出し、西洋列強の諸国と肩を並べる国家の地位を勝ち取り、
当時のアジアの状況からアジアの盟主足らんとする意気込みが伝わってきます。

私が大学生の頃、硬派なスタイルに憧れる風潮があったような気がします。
「男らしくと躾けられた時代」でもありました。
それゆえに、その歌に惹かれるものを感じたのでしょう。
大学時代、4年間学ランを着て、頭陀袋と呼んでいた入れ物に道着を入れて通学していたものです。
一時期下駄を履き、腰にお守りを付けて硬派を気取っていました。
先輩の命令で角帽を被り、顎髭を蓄えた時期もあります。
入部したての頃、アイビールックが流行っていて、靴もそのようなデザインを施した靴を履いていたのですが、一級上の先輩に咎められ、靴を変えられた記憶があります。
先輩から見れば軟弱な感じがしたのでしょう。
当時の運動部の気風を見る一例でしょうね!

また大学3年になって、おふくろに頼み込み学ランを「カシミヤドスキン」で誂え、袖の飾りボタンは嵌め込みにして、通常3つのものを4つにし、詰襟はハイカラーにして楽しんでいました。
当時、他の大学の運動部に所属していた学生、そのような学ランを着る風潮がありました。

そんな青春時代を思い出させる歌です。

YouTubeで調べると、懐かしい歌手が歌っていました。
鶴田浩二、加藤登紀子、アイ・ジョージ。
アイ・ジョージ、ヒット曲「硝子のジョニー」があります。

 

 

 

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