このニュース、知ったのは8月末日だった思います。
ネット記事で知りました。
「又、暴力とマスコミが騒いでいるのか」との思いが巡りました。
指導過程で言っても言うことをきかない生徒にはこのようなビンタの制裁ぐらいは必要と思う。
また、指導する側の責任もあるわけですから。
子供の成長過程において、必要な制裁でもあると思います。
誰でもがわが身を振り返れば自身の経験からも当然の事だと感じることではないでしょうか?。
そう思わない人もいるでしょうが?
自主性がまだ育っていない子供だからこそ、日野皓正が行ったような制裁が躾に必要だと思います。
それは私等の世代では、教導の為に必要なものと社会では認知されていたし、家庭の躾でも当然のように行われていた時代がありました。
まして、社会では刑法と言うものがあり、社会に背く行為については制裁を加える刑罰すらあるのです。
私の例ですが、小学校低学年の頃、親からは物差し、蒲団叩き、お灸など制裁を加えられての躾、教導などがありそれで社会性、心の制御(克己)などを学んだのだと思います。
いつ頃からなのでしょう、マスコミなどがこんな騒動をとりあげて、どうのこうのと騒ぐ様になったのは?
私の記憶に昭和40年代、シゴキ事件として行き過ぎた訓練、鍛錬について取り上げられた農大ワンダーフォーゲル部の例があります。
「1965年5月15日から18日まで、東京農業大学のワンゲル部(※)は山梨県へ行き合宿を行った。
その合宿はハードな日程のもので、それまで登山経験のなかった同大学1年生の和田昇君は弱りきっていた。その和田君に対して上級生は殴る蹴るの暴行を加えていた。
合宿から4日後、和田君は亡くなった。」ネット記事引用。
昔で言えば軍隊の行軍訓練と同じで、名前が示す通り、長距離を徒歩で楽しむスポーツ。
「Wandervogel ドイツ語で渡り鳥という意味。大学生のクラブ活動の中では、本格的な登山を目指す山岳部と違い、比較的低山の長期にわたる徒歩旅行を楽しむクラブとして定着している。」
私の当時の認識では、登山部より多少楽なクラブ活動と認識していました。
私の友人で冬登山をしている者がいましたが、日焼けで顔の皮膚は剥げ、体力と戦略性(登頂するため適応力)を必要とする危険なものと認識していました。
なのでワンダーフォーゲルより厳しい訓練を当時の登山部はやっていたと記憶しています。
当時は運動部は鍛錬・訓練で肉体的負荷をかけるのは当たり前でしたし、奮起を促すために打ち据える行為はありました。
がしかし、死亡事故に繋がったため、行き過ぎではと新聞に取り上げられたのでしょう。
これなどは当時の風潮、軍隊訓練、悪しき慣習としての反省もあったのでしょう。
確かに、死に至らしめた事は行きすぎです。
それから以降私の記憶では、教師の体罰行為、運動部のコーチの指導による行き過ぎた行為を暴力事件としてマスコミがことある度に取り上げる様になっています。
確かに行き過ぎた面がある事は間違いありませんが。
だから体罰はいけないのだと言う論調で、否定するばかりでした。
今回の騒動、記事によると、
「・ビンタまでの経緯
この事案が起きたのは2017年8月20日、東京都世田谷区で開催された「Dream Jazz Band 13th Annual Concert」でのことである。公募で集まった世田谷区立中学の生徒たちが、日野氏を始めとする一流のミュージシャンから指導を受けた成果を発表する晴れの舞台だ。そんな中でハプニングは起きた。後半のソロパートで、延々とドラムをたたき続ける男子中学生。日野氏がスティックを取り上げたものの、男子中学生は手でドラムを叩き続ける。その後も言葉で説得しようとするが、演奏を止めない男子中学生。そしてついに業を煮やした日野氏が中学生の髪の毛を鷲掴みにしビンタを見舞う……といった流れだ。ビンタのシーンだけが切り取られた動画だとわかりづらいかもしれないが、実際にはこのような流れがあったようだ。」ネット記事より。
説得するも言うことを聞かないからビンタの制裁を加えたわけです。
当然の行為と思えるのですが!
場を弁えず、注意も無視、こんな子供を育てている親には非難が行かないのはどういう訳か?
その親その場にいたでしょうが、どんな思いを抱いたか?
想像するに恥ずかしさ、情けなさを感じた事ではないでしょうか。
子供を社会人として育て上げる事は、親、大人が責任を担っているわけですから。
高名なトランペット奏者が暴力をふるった行為がトピックスになるとのトップ屋的根性で取り上げたような気がしてならないです。
この一件、親が日野氏に謝った事は、親が責任を感じての事。
日野氏が言ったように、「新聞記事でイジメられた自分ではなく、一番傷つくのは当の中学生だと。」
でも、こんな熱い指導を受けた中学生、日野氏の思いをありがたく思える時期は必ず来ます。
本当の意味で師弟関係があれば!
「世界的ジャズ・トランペット奏者「日野皓正」氏が、男子中学生に往復ビンタを見舞い話題となっている。週刊文春、週刊新潮がそれぞれ動画付きで報じており、YouTube上には日野氏が中学生に手を挙げた瞬間が収められた動画が数多くアップされている。確かに体罰は良くないし、今のご時世あってはならない行為なのだろう。だがしかし、動画を見る限り「これって日野氏が悪いのか?」と、正直なところ疑問を感じずにはいられない。」ネット記事より。
体罰が良い、悪いの二元的な考え方をしないで、体罰を用いて教導に効果があったか、なかったかを観るべきでは。
報道もその辺を考慮し慎重に記事にすべきではないでしょうか。
井戸端会議的は話題性を追求するだけでは?
自主性を重んじる教導とは聞こえはいいですが、わがままを増長させる面もあり、
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