昨日、地上波、CS、BSと面白い番組はないかと探すと、アメリカの車 ダッジのレストアの番組をみつけて観ることに。
ダッジは子供の頃、目にした懐かしい車。
家の前が目白通り、様々な車、オートバイを見掛けていた経験もあり興味が湧いてきました。
昭和20年代の頃になります。
それに、家の近所に自動車修理工場があり、アメリカの自動車と思われるものを何度も目にすることも。
注文主、曽祖父の時代から代々受け継がれて80年、ふたたび乗れるようにしてみたいとの動機、さすがアメリカ、車に対する思い入れは強いんでしょうね。
3ヶ月間を要しての作業です。
塗装を生業としている私、塗装作業などにも関心がありその点に注目しました。
先ずは、ボディーの塗装です。
ボディーを回転できるような装置を使い、塗装作業の効率化を図っていました。
素敵な塗装ブースですね。
この様に回転できるようにすればスプレー作業に死角が出来ず楽に塗装できます。
被塗物によって、塗装治具、装置を工夫して対応していますね。
当社は、中物、小物が主ですが、やはり同じように被塗物の形状、大きさにより塗装方法は変えています。
そして、計器類が付くパネルは板が使われていたので、その面の木目出しの塗装の方法も独特で、掌に塗料を塗りつけ押し当てて模様出しをしていました。
工夫の一つですね。
仕上がりはこうなりました。
木目調に仕上げた部品にクリアー塗装。
ドアの枠に塗られている様に、パネルも仕上がっていました。
フェイクではありますが、質感が木目調になっています。
4代にわたり使われるダッジ、素敵なお話です。
仕上がりは素晴らしいものです。
子供の頃に観たダッジと一緒で、乗り降りのスッテプ、そしてスペアタイヤの収納ケース、そして車輪のカバー、目玉のようなライト、こうなると古くても、斬新なデザインに見えてきます。
内装もいいですね。
車載装置は当然、今風に、音響装置、クーラー付、注文主はこの仕上がりに大感激です。
家族ともにドライブを楽しみたいと語っていました。
4代にわたり、同じ歴史を共有しながらのドライブ、それは家族の絆を強めることにもつながるでしょう。
新しい国だからこそ、このように大切にするのでしょう。
自動車王国の一端をみる機会でした。
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