休日、土曜日の午前中、買い物へ行く前の待ち時間にテレビを見るとこの映画が放映されていました。
番組表ボタンを押して内容を確認。
1962年東宝の製作、寸評には「3000㌔のロケ、高度成長の日本の風景を活写」とありました。
喜劇仕上げの映画のようです。
ある一場面、河原で三木のり平扮する泥棒がたき火をしながら串刺しにした魚恐らくアユを焼きながら食事をしているところへ、小林桂樹扮する浮浪者が親に捨てられた男女2人の子供を連れてその場へと歩きながらやって来ます。
腰を下ろし会話となります。
「子供におにぎりをくれないか」と言いつつ、自分も食い物にありつけず魚を貰って食べながら、
浮浪者が嘆きます。
乞食をして「お恵み」と乞うても恵んでくれず、「今の世間は薄情になった、誰も恵んでくれない」と。
それを受けて泥棒が言ったセリフが日教組批判。
「道徳を教えなくなったからな~、日教組は何してんだー」と言うようなセリフでした。
1962年と言えば私は高校生です。
後々日教組に関する本を折に触れ買って読んでいましたので、この頃から「道徳教育」について問題視されていたのだと泥棒が言った日教組批判に関心が行ったのでしょう。
確か小学校の時、道徳の時限があった記憶がありますが具体的な事思い出せません。
中学になると「ホームルーム」なる時限がありました。
記憶ではある事について討論するような授業のような気がしていますがやはり具体的なことは思い出せません。
やはり、泥棒が言うように道徳教育はなかったのでしょう。
私たち世代の親達は、「修身」と言う授業があり、それが当時の行動規範になっていました。
以前ブログに書いていますが、数年前小学校の先生にそれについて尋ねたことがありました。
修身の時限は、毎週月曜日1時限目に行っていたそうです。
週の始めの授業にしている意図がわかります。
「いい子にしましょう」と始まったのでしょう。
それが戦後になると「修身」の授業は占領政策で廃止されます。
何故なのか、66年経った今わかります。
日本国を貶めることが目的だったのでしょう。
子供の頃に、マッカーサーは「日本人の勇気、団結心」を恐れて弱体にしたかったのだと大人に教えて貰ったことがありました。
今思えばそうだなとつくづく感じています。
11年前に購入した本「『日本人』はどこにいる」を読んでその事実を知りました。
文章を引用すると、
女流柔道家、三宅綱子女史の経験談に書かれていました。
三つのSの項に「・・・ミス三宅。私たち駐留軍は日本をコントロール使命を持っているんです。それは『三つのS』で10年後20年後日本を骨抜きにするという使命です。…中略・・・そっと耳打ちするように三宅に三つのSを教えてくれたのは、当時「ワッツ」という名で呼ばれていた連合女性部隊の隊長だった。「その人はドイツ系アメリカ人でした。当時私は彼女の柔道の個人指導をしていたのです。講道館で稽古が終わると、彼女はハーレーに乗せてくれていろいろな所へ連れていってくれました。その時、『三つのS』のことを教えてくれたんです。
スクール、スクリーン、セックス。
連合軍、特にアメリカは、その三つを巧妙に使って戦後の日本をコントロールしようとしているということでした。・・・・・・・・」
納得です。
となりの国からアメリカの属国呼ばわりされて「侮辱だー」と世論、マスコミも騒ぎません。
アメリカの外債を大量に買い込んでいますが財政圧迫の折、買い戻してもらえば良いと思うのですがやりません。
大阪橋下市長、維新の会で教育改革を挙げていますが実行してもらいたいもの。
国旗掲揚、国歌斉唱など反対する人々がいる国ほかにありますか?。
3年前、読んだ「学校の先生が国を滅ぼす」で今の教育現場の実態を知った時、本当に心配になりました。
三木のり平扮するトロボーの言葉、「日教組は何してんだー」。
今でも実感です。
参考文献
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