パキスタン、アフガニスタン国境付近のテロ対策作戦のドキュメンタリー番組を途中から見出したのですが、
盛んに「IED」と言う言葉が使われてくるのです。
すぐに、ネットで調べると、
「ありあわせの武器弾薬を加工して生まれる爆弾がIED。アフガニスタンやイラクで駐留軍相手に猛威を振るう武装勢力の切り札。特にアフガニスタンでは原理主義組織による自動車爆弾での大量破壊を目的とした自爆攻撃以外ではほとんどこのIEDに切り替わっており、ISAFも手を焼いている。
形状は使用した材料が野ざらしの状態のものから巧みに隠蔽されたものまであり、多くは路肩に駐車してある車や茂みに隠されていて、視認は難しいとされている。・・・・・・」.
アメリカ海兵隊の軍事活動が番組で、ある上官のコメントを紹介していました。
「部下にアホ上官と呼ばれてもかまわない、部下を無事本国に連れ帰るのが私の任務」と言うような。
理由があるのです。
仲間、戦友がIEDに触れ7名が戦死しているのです。
敵対する相手は隠れて攻撃してくるので見えません。
兵隊の平均年齢が20才と若いのです。
従い、銃撃戦よりそれで死ぬケースが多いのです。
アルカイダから奪還した基地の様子、海兵隊の勤務の様子が紹介されます。
戦闘、警備などで使われる軍用車、市販されている車ではハマーに相当するようで、悪路を走るために装備の重さで土台が良く故障します。
戦闘にあたる兵士達、命を懸けてともに戦うので、仲間意識も強くそんな連帯感は素晴らしく、いいものです。
テロリストとの戦い、地域住民の信頼を得ることが作戦の優先事項、動向を知るには情報が必要なのです。
住民のためと、道路建設をするのですが、それがかえって仇になり住民達が家を失い、人心が離れその修復のため、住民の代表と話し合う場面もありました。
それをしないと、アルカイダに住民が取り込まれ戦いが不利になってしまうのです。
また、アルカイダの存在が住民に恐怖をもたらすのも事実で、首を刎ねるシーンがありました。
斬首された死体は目に付くような公衆の中に遺棄されます。
十分な脅しになります。俺達の言うことを聞かないとこうなると。
今でも行われているのです。
アメリカ海兵隊も作戦展開していますが、パキスタン警察もテロと戦っている様子を紹介していました。
パキスタン、アフガニスタン国境線はあるのですが、歴史的に部族の移動があり、あってないようなものとなっているのです。
国境を決めたのはイギリスと放送していました。
パキスタンの警察官は軍人以上に危険なようで、訓練も実戦さながらです。
警察の長官の立場の人が、先頭に立ち士気を鼓舞しテロに立ち向かう姿、治安を守る意義を教えてくれます。
今の日本、治安が悪くなったとはいえ、それに比べれば本当に安心して暮らせる国と感じました。
このような番組を見るにつけ、四方の海に囲まれている日本は地続きのユーラシア大陸にある国よりそんな点で恵まれているのかもしれません。
地雷のような役割を果たすIEDは恐怖でしょう。
それだけでなく自爆テロもあるのです。
確か、年間で3000人が犠牲となっているそうです。
また、自爆テロ専門の要員を育成する施設があって、若い人が洗脳されその任務にあたるとも言っていました。
そんな若者を更生させる施設も紹介されていました。
悲しいことですが、この戦いは今後もずっと続けられるような気がします。
根にあるのが宗教観ですから。
何の為の宗教なのでしょう。
社長、こんにちは。
今回の東日本大震災で、情勢が不安定であるにも拘らず東ティモールやパキスタン、
アフガニスタンなどからも日本に支援がありました。
片やテロで命の奪い合い。
我々には中東の人々にある死生観や宗教観は理解しがたいと思われます。
私には戦争の経験などもちろんありませんが、このような大災害の後ですと尚更、
人が人の命を奪う行為には深い悲しみを感じます。
またまた、コメント有難うございます。
「IED」と言う言葉初めて聞いたので、どんな意味なのかと調べて解ったのです。
ゲリラ戦の戦い、心理面で敵を撹乱するのも戦術なのでしょう。
何処に仕掛けてあるか、解らないので不安に駆られ、戦闘面にも制約が起こります。
良し悪しは別として、人間は工夫するものですね。
それにしても人類の歴史を見れば戦争は避けられないようです。
せめて、他国に攻められない事を知らしめるだけの力がないといけないとは思います。
自国で紛争が有るにも拘わらず、援助してくれることはどんな国情でも慈悲の思いがあると言う証明でしょう。