安倍元首相が「戦後レジームからの脱却」は提唱に用いた言葉。
これを聞き、安倍元首相の政治姿勢に賛同の気持ちが起こったものです。
だが安倍首相凶弾に倒れその理念を貫くことが出来なくなった。
はたして、今の保守系の政治家にその理念を引き継ぐ政治家がいるのだろうか。
私がその言葉に惹かれたのは、※「パール博士の日本無罪論」を読んでいた事に他なりません。
※今から28年間にある銀行の支店長さんから贈呈されたもの。
昭和38年9月25日第1刷発行
しかし、いまだにマッカーサーが敷いた戦後の体制が脱却できずにいるのは何故か?
マッカーサーが行った占領政策が功を奏しているのでしょう。
この本の197頁の次のよう書かれていました。
・・・「この裁判の最中に、毎日流されていた法廷記事なるものは、半分は嘘であった。司令部が新聞を指導し、いかに日本が悪かったのだ、日本軍人は残虐な行為ばかりをしておったのだと、日本国内はむろんのこと、世界のすみずみまで宣伝した。しかもわが方としては、これに対抗する手段を封ぜられていた。判決は下されても、判決批判はいっさい禁ぜられていた。」
清瀬一郎弁護人はそう憤慨し、さらに次のようにのべている。
「それゆえ、世間では、日本の旧軍人は、戦争中敵国俘虜の虐待や、婦女の凌辱ばかりしておったのかしら、日本政府は強盗やギャングのような侵略戦争の共同謀議ばかりしておったらしい。マッカーサーは偉い、マッカーサーのおかげで、天皇陛下は戦犯ともされず、お助かりになったのだ、というような感想を深く国民にうえつけてしまった。ほんとうは、かかる感想は大いにあやまっておるのだが、しかしこれが誤解だといっても、今では世間は信用しない。」《菅原裕著「東京裁判の正体」序文》
悪いことに、権力追随の事大主義的なジャーナリズムが、これを日夜煽り立てた。戦時中軍閥の意のままに操縦されたと同じように、占領軍に意のままに操られたのである”真相はこうだ”という放送は毎夜つづいた。昨日まで軍部に迎合していた文化人も官僚も、たちまち豹変して、軍部の悪口をならべたてた。”挙世滔々”ということばがあるが・・・中略・・・・・
東京裁判を中心とするアメリカ占領政策の根こそぎの掃除なくして、いかに”人づくり” ”国つくり”を口にしたところで、所詮は無駄であることを知るべきであろう。・・・引用文。
この記述には、日本が侵略戦争を起こし他国に多大な迷惑をかけたと裁いているが、後に裁いた側のマッカーサーは防衛戦争であったと述懐しているが、当の日本人が。洗脳されたままになっている。
安倍元首相も戦後レジームと言い出している背景にそのような認識があったでしょうし、日本の将来を考えれば、いまのままでいい訳がないと分かっていたでしょう。
安倍元首相が提唱した内容をネット記事から引用し考察してみたい。
・・・安倍晋三元首相が7月8日に凶弾に倒れてから1カ月余りが過ぎた。「終戦の日」前日の14日、フジテレビ系『日曜報道 THE PRIME』(日曜午前7時30分)では、安倍元首相が強く訴えた「戦後レジームからの脱却」とは何を企図するものだったのかについて与野党論客らが議論を展開した。
自民党の新藤義孝政調会長代理は、「戦後レジームからの脱却」とは、占領下の敗戦国の枠組みに閉じ込められた日本とその諸制度からの脱却との認識を示した。国防規定や緊急事態条項、教育の理念など本来独立国として持っている当たり前のものが欠けているとして、国民の手による憲法改正を実現することの重要性を強調。「新しい国の理想的なあり方をどうつくるかの議論に入っていかなければならない」と主張した。・・・ネット記事より。
太文字の記述に関して言えば、憲法改正でなく日本国独自の憲法でないといけないのです。
日本には明治帝国憲法がありそのように日本国の歴史を反映したものでなければ!。
それを阻害しているのは、愛国心を持ち合わせず大和民族としての属性すらない左翼の政治家、そして報道する側、ジャーナリズムの偏向が今でも持続されている事の他ならない。
77年も経っている占領政策の呪縛を解かないと日本国存続のため、危機の対処が手遅れとなる。
侵略を企てている隣国の覇権主義にどのように対処するのか。
国民は戦後の平和教育で国を守る意識すら持ち合わせていない人がほとんど、政治家の務めである「国民の安全、平和」を守る真の日本の政治家を待望するしかない。
安倍元首相に続く日本国の政治家が出て欲しい。
教育の主導を国が持たないと大和民族、連綿と続いていた日本人としての心性が壊される。
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