野球は筋書きのないドラマと言われていますが、まさに準決勝のメキシコ戦でそのドラマが演出されました。
「TBS系で21日に放送されたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の準決勝「日本×メキシコ」戦の関東地区の平均視聴率が、世帯42・5%、個人26・8%だったことが22日、ビデオリサーチ社の調べで分かった。
世帯の瞬間最高視聴率は、午前11時44、45、47分に記録した47・7%で、九回裏、村上宗隆選手(ヤクルト)の2点適時二塁打で逆転サヨナラ勝ちが決まり、選手たちが決勝進出の歓喜に沸いている場面だった。」ネット記事より。
4/19、お客様が来社され面談中にこのシーンの話に及び、本人は録画しておいてそれを見たそうですが、彼の奥さんは中継を見ていて、サヨナラ場面では感動し涙を流していたそうです。
それまでのスコア、8回までは日本、メキシコ、9回裏大谷が2塁打を打ち2塁ベース上たちをで「カモン」と雄叫びを上げ選手たちを鼓舞します。
映像で見ている人のもその思いが伝わる位の臨場感あふれる
メキシコ 000 300 025 =5
侍ジャパン000 000 312x=6
次打者の吉田が四球で1塁へ、そして栗山監督代走に周東を使います。
9回裏に勝負に出ます。
そして打席に三冠王の村上、前回までの打席が不調、しかし、この場面でセンターオーバーのヒットを打ちます。
塁上にいた大谷、周東が長駆ホームイン、劇的なサヨナラ打。
栗山監督の采配が的中し、視聴率が示すように50%に近い数字、この瞬間、視聴者が前述したように、普段野球を見ない人が、大谷翔平効果でテレビの前に陣取り観ていたのです。
そして「筋書きないドラマ」の感動を共有した瞬間でした。
優勝インタビューで栗山監督、野球がこの優勝で多く子供たちに関心を持ってもらえれば言っていました。
私等子供の頃はプロスポーツと言えば野球、しかしサッカーなどスポーツ多様化している中、野球競技人口が減少していることを危惧しての発言だと思います。
サッカーに比べると、野球道具に金がかかる点と、公園でキャッチボールを禁止する傾向もあり、ボール一つで出来るサッカーは普及に有利な面がありますね。
しかし、このWBC試合、栗山監督が言ったように素晴らしい試合で野球の楽しさを世界中の人々に伝えられた大会でした。
野球に関心がなかった人達にも、野球の楽しさ、面白さを認識させられたのは、ひとえに大谷翔平人気に拠るものでしょう。
日本、アメリカ、中南米だけでなく世界に広く野球のエンターテイメント性を伝えるWBC大会でした。
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