自粛要請に思う事!

5月3日の憲法記念日に載っていた産経新聞の社説を読んで、2.6.2の法則という言葉が浮かんできました。この言葉を知ったのは、大田区南六郷にある鋳物工場見学に行って、そこの会長さんと懇談した時に言われた言葉でした。

その時の様子をブログに記していました。7年前の事。
「事務所に案内され、会長さんにご挨拶、手土産に川越名物と言われる「福蔵」を!お互いもの造りに従事している者同士、「モノ造り」に関する話で盛り上がりました。私より年上の会長さん、話しっぷりから性格を見抜いたのか!?ご忠告を頂きました。2・6・2の法則、組織運営の勘所と教えて頂きました。齢を取ると、だんだん自我に固まり勝ち、時宜を得たご忠告と感謝申し上げた次第、経営する立場から気かけてくれた先輩と思えて嬉しく思いました。」と感想を綴っていました。

262の法則をネットで調べその意味を確認するとこうでした。
「『筆者が、部下を育てる上で着目してほしいのは「2:6:2の法則」である。 2:6:2の法則とは「働きアリの法則」とも呼ばれ、組織内において「上から2割の者が全体の数字の大部分を担っており、6割は普通、下の2割はあまり働かない」と言われる。筆者は組織を率いる者として、同法則の数値は「おおむね正しい」という実感を持っている。同法則のいう「構成するメンバーが入れ替わっても、自然と2:6:2の割合は維持されるという意見にも、うなずくところがある。」ネット記事より引用。
ビジネス用語で使われているようです。

産経抄では、「巨人監督時代長嶋茂雄さんが、何人かの米大リーグと対談した。監督業の心得とは――長嶋さんの問いに1人が答えた。『監督に従うものは3人、態度未定が3人、反抗するのが3人だ』態度未定組を味方に引き入れ、反抗組を黙らせ、軟化させ、従わせる。『これが監督の大切な仕事になる』と(『野球へのラブレター』文春新書)。」

262の法則、そして野球チームの構成の特徴を示し、会社組織、野球チームのまとめ方を示唆している。

比率構成で、組織内の「下の2割はあまり働かない」、「野球チームの反抗組」、非常事態宣言で自粛を要請しても、「守らない国民」が出ている事、国、会社組織、野球チームでも同じ現象を示しているのが、法則通りと思えたのです。

商店街の賑わい、パチンコ店の行列、ゴルフ練習場などなどテレビ報道で自粛要請を無視している人達を放映していました。
欧米諸国では戦時体制を発令して、外出禁止令を出してコロナ禍拡散防止をしている中、
日本ではとなるのですが、
この問題を産経抄では次のように綴っています。
「・・・諸外国では緊急事態条項が常識だという。改正という手入れを怠り、足腰が弱った日本の憲法がいかに非常識なものが分かる。遅々として進まぬ改憲の歩みを猛省したい憲法記念日である。話を戻すと、別の監督は長嶋さんの問いに答えた。『チームは小鳥と同じ。強く握ると死んでしまい、緩くすると飛び去ってしまう。』要は、政治の力加減と国民の自律だろう。民主主義国家の地金も問われている。」
欧米諸国では、戦時体制を敷き取り組んでいるが、外出禁止令に関しても皆が受け入れているわけではないですね。
アメリカでは反対運動をする人たちも出てきています。
法則が示す通りの現象が出ています。

がしかし、国家存亡の危機に国としては従わせなければならない事がある、それが今のコロナ禍から国をどう守るかが国民を守ることになる。

そこには法治国家としての法整備が必要であり、現憲法に綻びが出ているから改正が必要と言っているのでしょう。
諸外国では時宜に応じて憲法を改正していることが当たり前、それなのにと論者は問いかけているのでしょう。

今回の新型コロナウイルス、歴史を見ても繰り返しパンデミックは起こります。
国難はそれだけにはとどまりません。
地理的な条件から自然災害に見舞われ易い日本、まして、隣国が何度も尖閣列島の領海侵犯し、東シナ海で威圧的軍事行動をやっています。

国をどう守るか、国民がこれを機に真剣に考える時期が来ているのでは。

 

 

 

 

 

 

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