前のブログでも書きましたように、「TPP]について詳しく知らないので、
T氏からメールで見解を寄せて頂きましたが、また、それについてのメールが送られてきました。
T氏、国会中継を見てい居たようです。
ネット記事で調べると、
2011年11月11日参議院での佐藤ゆかり議員のISDの質疑に対して明快な認識がなかったことがばれました。
T氏、その場面を見て、憤慨しメールして来たようです。
文面からもそれが汲みとれます。
T氏、現政権を発足当時から憂慮していました。
昨年、円高になった時期、のんびりと軽井沢で休養を取っている政権担当者に怒り心頭していました。
そんな背景もあり、政権運営に注視していたのでしょうが、TPPに関しても何もわかっていないと批判していた所で野田首相がこのザマです。
仰る通り何も知らないままの参加表明だった事が証明されました。
以下、T氏のメール。
上野様
一番大きな問題のISDすらも知らずに参加するようなことを言うのはとんでもないない事でISDはでたらめで、不平等が盛り込まれています、日本に乗り込んだ米の企業が、日本の定める種々の規制(国内法)によって不都合を感じればISDをタテに日本政府訴え、損害賠償を請求出来る、請求の当否は日本の裁判所ではなく
世界銀行傘下の仲裁機関が裁定する。審議は一回限りの非公開で上訴も出来ない。
此れでカナダはは米のNAFUTAを結んだ際、この条項がもりこまれた。カナダはガソリンに神経冒す成分の混合を禁止した。これは米でも禁止されているのに、米のガソリン会社此れを不服として裁定機関に訴え、カナダ政府は1000万ドル支払う羽目になった。メキシコの場合は、
乗り込んだ米の企業土地を汚染する物質を埋め立てた
知って排除した所、訴えられて1600万ドルを盗られた。
又近々ではオーストラリアでタバコの外装に肺がんの状態を印刷したら米のタバコ会社から知的財産権の侵害と訴えられた。
オウストラリア、ニュウジーランドも入ると言はれているが、
人口2000万強、400万強では米にとっては余り魅力がなくそれと比較して日本は労働力。金融(日本郵政)
農産物、医薬品(健康保険)等、米に取っては
カスメ盗るには大変魅力の国だとおもはれます。
例えば日本の場合納豆に遺伝子操作された大豆使われた場合には表記しなければ為らないが
米は安全だからその必要はないと言っているので
米の企業がその表記のために売り上げが阻害
されたと訴えられたら日本政府はムシリ取られる
思います。牛肉の年数問題も同様、又医薬品も
日本の厚労省の認可も米の認可と比較して1年以上遅いのでそのために損害を受けたと訴えられる可能性が高い。野田内閣とその外交力を考えると非常に危なく、ISDわからく国会で日本の法規でなどと言ってる程度の総理ではまともに国益
を守るなどとは夢の又夢、ISDは国の法規の上に
有る事すら判って入ないのが現実です
29日11/50分 S・T
このメールにある記述、
>ISDはでたらめで、不平等が盛り込まれています、
この点を問題にしているのです。
こんな事例も上げていました。
>アメリカが不利益を生じた場合には其の国を相手
取って告訴出来ます、それらを判定する場は米国内にあります。
それらによって大きな被害を受けた国としては、
メキシコで1600万ドル取られました。
現在進行中の案件として豪州が国民の健康の為にタバコの外箱に肺癌の写真をプリントしたら
ヒリップモーリスが知的財産権の侵害と言って告訴しました。
このメールを頂いたときお礼の電話をしたのですが、その時アメリカの歴史を見れば、民主・自由・正義を自国の都合の良いように大義としてつかい、
勝手な国ですねと申し上げ、本当に気をつけねばと話したのです。
最近の例では、ビン・ラディン殺害、作戦遂行上パキスタンに連絡せずに領空侵犯をやっています。
T氏、いつも口にするのが日本の外交力、民主党になってさらに脆弱なものとなりました。
最近では、尖閣列島領海侵犯した中国漁船、中国に脅されてすぐ釈放です。
こんな例を見れば納得です。
>ISDわからく国会で日本の法規でなどと言ってる程度の総理ではまともに国益
を守るなどとは夢の又夢、ISDは国の法規の上に
有る事すら判って入ないのが現実です。
間接的とは言えこんな首相を選んだ、国民にも責任があるとも言っていました。
T氏が心配されるのはごもっとも!
こんばんは。
政治のことはよく分かりませんが、TPPはアメリカに有利だと分かっている人がいて、なぜ日本はその方向に傾くのでしょうか。
WW2の戦略のように、またやられるのは御免です。
シンさん!
おはようございます。
お元気ですか。
コメント有難うございます。
WW2の二の舞は御免ですか?
私、TPPに関してはわからなかったので、見識のあるT氏に見解を聞いたわけです。
その後、自分でも調べたのですが、TPPに参加のメリットがよく見えてこないのです。
反対派の論客の見解を聞くと、オバマ政権「輸出倍増政策」の一環として打ち出している物で、
アメリカにとってはメリットのあるものと見えてきました。
言われてみれば、アメリカ為替相場ドル安が続いてる状況を見るとなんとなくその理由がわかってきました。
間もなく12月8日の日米開戦日が来ますね。
1941年11月26日、日米交渉でハルノートを突き付けられ止む無しとの判断で開戦に踏み切った訳ですが、
アメリカにゴリ押しされて日本市場が荒らされるのはごめんですね。
こんばんは。
いつも活気ある社長に敬意を表します。
TPPについてですが、アメリカ企業が不利益を被った場合、アメリカによる裁判ということは、WW2の時の連合国側に有利な採決と同様な状況になりそうですね。
逆に、日本企業が不利益を被った場合、日本による裁判ができるとすればお互い様のようですが、世の中は「白人至上主義」ですから、「原子爆弾」を2発落としたように、白人社会は容赦しないでしょう。
オバマ大統領の後の白人大統領が恐ろしく見えてきました。
悪く考えすぎですか。
シンさん、おはようございます。
「活気ある社長に敬意」とありましたが、
有難うございます。
亡くなったおやじから事業を引き継いだ時期、平成大不況でした。
不景気の波が、第一波、二波、三波と押し寄せる時代、日本の景気も様変わり、
乗り越えるため元気、活気が求められたからでしょうかね。
>悪く考えすぎですか。
しかし、実体はついているのでは。
武器こそ使いませんが、外交も戦争です。
T氏が一番心配される日本の外交力。
現政権、国益を守る、責務を果たすとの使命感が見えません。
国防を担う防衛大臣が「素人」発言、国の治安を守る職責にあるものが、
いかがわしい会社から献金を受ける。
この人事を適材適所と開き直る首相、眼が日本国家に向いていません。
心配される気持ちわかります。