最近テレビで見ました。
何度見たかな?、CS、BS放送のお蔭で昔懐かしい映画を見られることが嬉しい次第。
私などは、子供の頃から西部劇には関心があり、最初に知った西部劇俳優と言えば、ゲーリー・クーパー、ジョン・ウェインでした。
当時の記憶でいえば、映画雑誌からの情報もあり、クーパーと言えば「真昼の決闘」「べラクレス」「縛り首の木」、ウェインと言えば「幌馬車」「騎兵隊」「ハタリ」などが浮かんできます。
映画雑誌、思い出してみると近代映画、映画の友?映画ファン、平凡、明星だったかな!?
黄色いリボンなどは歌でも流行りました。
雑誌から知った事などいろいろとありますね。
クーパーは戦前では「ヨーク軍曹」、外人部隊の「モロッコ」そして「平原児」などなど詳しく知りたくて読みました。
このリオ・ブラボー、リアルタイムで観たジョン・ウェインの最初の映画ではないでしょうか。
幼稚園に行く頃から映画館に通い、時代劇を見ていた私は、西部劇を西洋の時代劇と認識していましたから。
そんな頃に観たのが「リオ・ブラボー」、板橋区志村坂上にあった「志村オリンピア」という映画館で中学生の頃観たのです。
その時のわくわく感と面白さにすっかり魅了されたものです。
この三人が物語の中心、ジョン・ウエィンが保安官チャンス、ディーン・マーチンがアル中の保安官助手のデュード、そして流れ者リッキー・ネルソンのコロラド、それぞれ凄腕のガンマン。
この時、デュードはアル中だった身をチャンスに救われ助手に就任、この前の場面ではデュードがアル中だと見越して銀貨をタン壺に、そして酒飲みたさに屈辱を味わいながら手に入れるところを諭されこの場面になってくる。
子供心に誇りはないのかと思った場面です。
ディーン・マーチン、リッキー・ネルソン、歯のないウワルター・ブレナンが歌う場面。
「ライフルと愛馬」「シンディ―」、この挿入歌がいい、中学の同級生確かスズキと言っていた友人がLP盤で持っていた。
女賭博役のアンジ―・ディキンソンは綺麗だ!中学生の私も心躍らせた女優。
脚線美にも魅入られた。子供でも審美眼は大人と同じ?
そのほかに牢屋番のウオルター・ブレナン演じるスタンピー、番をしている悪人の兄が彼を取り返そうと画策するが彼らと戦うこの4人、そしてチャンスと仲良くなるフェザース。
町はずれで、銃を取り上げて監視するデユードが襲われ、3人の敵がチャンスを襲撃しようとホテルに、その場に居合わせてのがフェザース、コロラド、表の様子からチャンスが危ないと察知、コロラドは何気なく出て、フェザースが鉢を窓へ投げつけ、驚いた隙にライフルを渡しながら3人を射殺この場面が格好いい、西部劇の醍醐味を100%発揮している。
その頃デユード、酒癖が戻り手が震える、もう俺は助手は務まらない、コロラドが凄腕なら俺は身を引くとチャンスに話す、そんな折、大牧場主のワルに命令されて楽団が「皆殺しのテーマ」を演奏、それを聞いたデユードはウイスキーを飲むのを止めグラスからビンに戻すが手の震えが止まることに。
それがこの場面、これでデユードはヤル気を起こし皆と戦うことに。
3人とそしてスタンピー、宿の主人が加わって、人質交換の場面、つかまったデユードとワルの弟ジョーの交換ですが、歩きながら隙を伺いデユードはジョーを倒します。
それから銃撃戦の開始、スタンピーが投げるダイナマイトをライフルで打ち、彼らがこもっている家を襲撃、彼等はたまらず降参します。
ここも好きな場面です。腕のいいガンマンとして発揮するところ、観ていてワクワクしてしまう。
正に、西部劇ですよ。
そして、チャンスとフェザースが恋心を確かめ合ってハッピーエンド、武骨なチャンスは愛しているとは言えず、そのタイツ姿を人前にさらすなと言ってプロポーズ、ここもいい、ジョンフォード、ジョンウエインのコンビの演出の真骨頂です。
娯楽映画こそ映画、思想性のある映画などはつまらない、屈託なく楽しめてこそ映画だと思う。
勧善徴悪こそ映画の基本だ。
あの頃はテレビ番組も西部劇花盛り、ローハイド、ララミー牧場、ボナンザ、拳銃無宿、ライフルマン、ブロンコ、幌馬車隊、ローレンジャー、テキサス守備隊などなどあったような記憶があります。
ローハイドでは後にクリントン・イーストウッドが大スターに!
拳銃無宿ではスチーブ・マックイーンですね。
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