パール博士の日本無罪論

前回でも紹介した「パール博士の日本無罪論」、某銀行の支店長から贈られたものです.

昭和３８年９月２５日　第１刷発行

昭和６３年７月１８日　増補改訂第１８刷発行

平成元年７月２０日　増補改訂第１９刷発行

平成３年８月１４日増補改訂第２０刷発行

とあるから、かなり読まれていることがわかります。

戦争に勝ち負けは有っても、善し悪しはない。

古来より喧嘩両成敗と教わった事を思うと、同時に戦争行為は同じことをやっているのに。

 若いころから釈然としないままに、大東亜戦争の呼称を太平洋戦争と変更されたことの意味を知った時、この本と出合って考えが整理できたのです。

あらためて読み返すと、納得した記述にやたらと傍線が引いてありました。

その部分を紹介しますが、２２頁から２３頁に書かれていた文です。パール判事の言葉として書かれています。

「・・・他の判事は全部有罪と決定し、わたくしは一人無罪と判定した。わたくしはその無罪との理由と証拠を微細に説明した。しかるに他の判事らは、有罪の理由も証拠もなんら明確にしていないのである。おそらく明確にできないのではないか。だから東京裁判の判決文はいまだに発表されていないのである。これでは感情によって裁いたといわれてもなんら抗弁できまい。要するに彼らは、日本が侵略戦争をおこなったということを、歴史にとどめることによって、自己のアジア侵略の正当性を誇示すると同時に、日本の過去十八年間のいっさいを罪悪であると烙印することが目的であったにちがいない。東京裁判の全貌が明らかにされぬ以上、後世の史家はいずれが信なりや迷うであろう。歴史を明確にするときがきた。そのためには東京裁判の全貌があきらかにされなくてはならなぬ。・・・・・・・・・・これが諸君の子孫に負うところの義務である。」＜＜拙著「平和の宣言」二五八頁」＞＞

 傍線の記述、狙いにはまって「村山談話」という形であらわれた。

戦後、自虐的な歴史観で覆われてしまい、違う視点で見る目を養わなかった結果でしょう。

 私だって中学時代にこのような歴史的事実を教わっていれば国際的問題に早くに違ったが見方が生れてかもしれない。

歴史教育の大切さを知る思いですし、今でも隣国が教科書などの干渉してくる意図も貶めておくためにと理解できます。

大東亜戦争の意義、コメントに寄せられた記述を引用して答えといたします。

 ※引用コメント

 小ハセガワさんより。

参考文献

追記　８／１７

本題、パール博士の日本無罪論で検索すると、

「パール博士の日本無罪論」を読んだ方にお願いと「超拡散」を懇願するページがありました。

それがこれです。

http://mizumajyoukou.blog57.fc2.com/

私もこのブログで書いたように、東京裁判を「何かへん！」思う方がおられるのですね。

是非参照してください。