テレビ、インターネットニュース、ラジオなどで報じられていた事件、大津市の中学校で中2の生徒がイジメで自殺とありました。
あまりにも悲しい事件です。
日曜日、床屋へ行ったのですがそこで理髪中、「イジメ」の話題にふれ若店主に聞いてみたのです。
「いじめを受けたことなかった」と、「僕はなかったけど、数十年前ビルから飛び降り自殺をした中学生がいました」と返事がありました。
彼は40代です。
かなり前からイジメの自殺あったようで。
そして、私に質問が、「お客さんの時代では」と聞かれ、「小学校の頃はなかったと思うが、中学の時悪ガキグループが対立して争いがあった」と答えました。
イジメというよりケンカですかね。
それでも、仲間意識があり、あやられたらその仕返しをするぐらいに庇い合うことがあったように記憶しています。
ですから、一人だけが追い詰められるようなことはなく、孤立せず助けてくれる仲間の存在がありました。
「イジメ」がニュースで取り上げられる度、感じていたことですが、イジメに遭う生徒には助太刀してくるれ仲間が居らず一人追い詰められてしまうケースがほとんどという事。
先生は先生で気づかなかったというような弁明が多いような気がします。
私が中学の頃、まだ健全性はあり弱いものイジメをするようなことがあれば先生が強く生徒を叱責していたと思います。
そんな行為を体育の授業で見たことがあります。
サッカーの試合を生徒間で行いましたが、体格がいい事に威張るような奴がプレー中にイジメをした時でした。
それを見た先生、彼の所へ駆けつけ、「蹴るなら先生を蹴ってみろ」と彼の前に仁王立ちして烈火のごとく怒鳴り注意していました。
先生にすれば「弱いものイジメ」良くない行為と写ったのでしょう。
先生にしてもそのような躾は親から受けていたと思います。
今でも「弱いものイジメはするな」と躾はしているでしょうに!
イジメをした少年の親たちはどうなんでしょう。
子は親の鏡といいますが!
イジメは昔からある様で、戦中派の方々疎開先の学校でイジメに遭った方々も大勢いるように聞いています。
それが今でもあるのですが、いえる事は質の違いこれはあまりにも残虐な仕打ちです。
ニュースは次のように報じています。
「生徒へのいじめについて学校側が直後に在校生徒に実施したアンケートで、教諭が「見て見ぬふり」「一緒になって笑っていた」などといじめを放置していたことを示す回答が少なくとも14人分あったことが4日、関係者への取材でわかった。アンケートには男子生徒が自殺の練習をさせられていたとの回答があったことがすでに判明。市教委は「自殺の練習」と同様に、事実確認できないとして公表していなかった。」ネットニュースより。
>教諭が「見て見ぬふり」「一緒になって笑っていた」
これが本当なら、許しがたい行為、先生としての職務を放棄しているとしか思えません。
職業倫理観の欠如の最たるもの。
私等の時代の先生とは異質なものと写ってきます。
これも、最近度々教師の犯罪が報じられる一因でしょうか。
教育の荒廃が叫ばれて長いですがますます悪くなっているように思えてなりません。
「 教諭の放置を示す回答は記名8人、無記名6人で、直接見聞きした内容が1人、伝聞が13人。「先生も見て見ぬふり」や「一度、先生は注意したけれどその後は一緒になって笑っていた」と記されていた。また「先生もいじめのことを知っていたけどこわくて言えなかったらしい」などとするものもあった。」ネットニュースより。
この記事読む限り先生の職務怠慢。
地方公務員の身分保証に甘えているとしか思えません。
「 一方、男子生徒が先生にも泣きながら電話でいじめを訴えたが、あまり対応してくれなかったらしい、と指摘する回答もあり、教諭が男子生徒へのいじめを認識していながら、適切な対応をとっていないことが明らかになった。市教委は昨年11月、記名で生徒が実際に目撃し、事実確認できたアンケート内容のみを公表し、死亡した男子生徒がいじめを受けていたことを認めたが、いじめと自殺との因果関係は不明としていた。 しかし「自殺の練習」や教諭の放置を示す回答は、追加調査しても事実確認できないとの理由で、公表を見送っていた。」ネットニュースより。
>一方、男子生徒が先生にも泣きながら電話でいじめを訴えたが、あまり対応してくれなかったらしい、と指摘する回答もあり
この記述に至っては、「人」としての資質を疑います。
生徒がどんな思いで相談しているかを考えると、こんな人を教師として採用していることが問題視されなければいけないでしょう。
自殺した少年の思い、苦しさ、を思いやれば、「このセンコー」(言葉が悪いですが憤りを込めての表現)クビだー。
※追記1
疑問に感じたこと、ニュースで知る限り「毎日のようにイジメに遭っていたようです」。
それにもかかわらず、イジメに遭うことがわかっていて登校していたわけですが行かなけらばならない状況があったのでしょうか。
普通なら※不登校になってもおかしくありません。
※追記2 不登校すれば親が心配するからと耐えたのでしょうか、ふっとそんな思いがしました。
それもできない位に脅されていたのでしょうか。
その心境を察するに、悲痛な思いが伝わってきます。
加害者、どうあれ許されるものではないような気がします。
訪ねてきた営業マン(24歳)にこの話題について聞くと知っていまいした。
ニュースとして関心の高さが推し量れます。
イジメについて聞いてみたところ、やられた事、した事の経験談をしてくれました。
仲間外れ、物を隠す等まだあどけない物でした。
自殺の練習までさせた加害者の少年たち、陰湿極まりない行為、犯罪と同質なことです。
「大津市の澤村憲次教育長は4日市役所で記者会見し、「自殺の練習」のアンケート結果を公表しなかったことについて「隠したとは思っていない。(回答した生徒が)直接見たわけでなく、事実として確認しきれず、公表しなかった」と釈明した。当初「自殺の練習」と回答したのは15人とみられていたが、大津市教委は4日、16人と発表した。実名わかる映像、フジテレビが謝罪 大津・中2自殺
大津市立中学2年の男子生徒が自殺した問題を取り上げたフジテレビ系の情報番組「とくダネ!」が6日朝、関係者の名前の一部が読める状態の資料を放送したことについて、同局は9日朝、同番組内で謝罪した。」
隠蔽しようとした経緯があるような様子が伺えます。
これが発端かどうかわかりませんがインターネット上では加害者、その家族の実名が公開され大きな反響を呼んでいるようです。
動画に寄せられたコメントには加害者の少年、親に対して痛烈な言葉が寄せられていました。
気持ちは理解できます。自殺にまで追いやった卑劣な行為許されるべきものではないでしょうから。
観た動画から問題の根深さを感じました。
一言で言えば「社会正義の喪失」です。
テレビ番組で、コメンテーターが教育行政、仕組み等事実を解明して新たな仕組み作りなどと議論していましたが、
所詮、どんな仕組みを作ろうとも運用するのは「人」です。
根本的には「人作り」、道徳教育の復活が急務です。
戦後教育でおこなわれた「自由、平等のは履き違え」の是正です。
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