確か、昼のテレビ番組で初めて聞いたのです。
インタビューするレポーターが若い人達に「生活保護を受けている方をご存知ですか?」と質問すると「ナマホ」と答え、「知り合いに受けている人がいます。」と返事をしていました。
どうやら生活保護を受給する若者が増えている様子。
こんな画面が流れるのも、
「お笑いコンビ「次長課長」の河本準一(37)の不正受給問題が発覚したからです。
発端は片山さつき議員の調査で。
それにつられて、同じ吉本興業所属のお笑いコンビ「キングコング」の梶原雄太(31)も槍玉に上げられました。
両お笑い芸人さんが取り上げれれる理由に、高収入があるのに何故かと言う訳です。
「・・・お笑いコンビ「次長課長」の河本準一さん(37)の母親が生活保護を15年間受給していたことが問題となるなか、同じ吉本興業所属のお笑いコンビ「キングコング」の梶原雄太さん(31)の母親も昨年3月から生活保護を受給していたことが29日、分かった。吉本興業などによると、大阪市内に住む梶原さんの母親は祖母の介護をしながら近くの弁当店で働いていたが、会社が倒産。収入が途絶えたうえ、足も骨折し、再就職先が見つからず、福祉事務所に相談したところ、昨年3月からの受給が決まった。梶原さんら親族の経済状況も申告していたという。梶原さんは平成14年に約2千万円のマンションを母親のために購入。「銀行では借りられず、ノンバンクでローンを組まざるを得なかった」(関係者)ため、自身の生活費以外に、マンションのローンなどに毎月40万円以上を負担してきたという。」ネットニュースより。
二人とも会見をしていますが、私の生活観から見ると河本は「たかり」かな、「もらえるものはもらっとけ」発言がありましたから。
お笑いコンビ「キングコング」の梶原雄太(31)は、
「ノンバンクでローン」を組んだことをいい訳に使っていますが、理由にならないでしょう。
芸人(ある意味、水商売です)という職業を考えればローンを組むことに無理があります。
あるプロゴルファーの奥さん、「ローンは組むな」と頼のまれたとの話をテレビ番組で聞いてなるほどと思ったのですが、職業上から判断したことと思います。
収入が不安定な仕事を選んだ以上、そのプロゴルファーのような覚悟が必要ではないですか。
月々40万円のローン支払いができるのに「ナマホ」、ふざけるなといいたくなります。
二人とも吉本興業なんとなく臭う。
終戦直後より現在は生活保護受給者がふえているそうです。
「働かざるもの食うべからず」と言う諺があるように、勤勉の大切さを重んじていた日本人戦後67年で変質しているようです。
終戦直後に比べればはるかに豊かなはずですが。
本当に生活に困窮している人を助けることは国として大事なこと。
しかし、不正受給者が増えている事を暗示させる騒動です。
ラジオニュースで、大阪全国平均の3倍以上の人が「ナマポ」しているとか、なんとなく察しがつく話。
国が行う福祉事業、そのもとは国民の税金、今ではその負担が3.7兆円です。
例えば、ある少数地域の「村」、100人の村民で生活保護費を出し合ってまかなっているとします。
その状況で収入があるのに受給している人がいれば村民は許さないでしょう。
昔でしたら、掟破りで「村八分」です。
戦後、福祉、福祉と言いつつ充実させて行ったのはいいのですが、国民も次第次第に「もらえるものはもらっとけ精神」になっていたのでしょうか?
大学時代、東京都が70歳以上は都バスは無料と美濃部都知事が政策を実行した時、時の政治評論家・細川隆元は「一律は良くない、必要な年寄りに限って行うべき」と時事放談で激高していました。
正にその通りでした。
橋下大阪市長、「現物支給、クーポン券」を検討とありましたがなんらかの形で膨らむ生活保護費を押さえ込まないと制度が持ちませんね。
一案ですが、生活保護を「受けている人達の名前」を公表するのはどうでしょうか、負担している国民に対して知らしめるのは当然のようにも思えるのですが。
性善説によって日本は法律が作られているとよく言われますがが、心の変質が認められる以上不正受給の抑止など制度の見直しをしないといけませんね。
それにしても福祉政策が票目当てで使われ、選挙民を釣るようになり、その最たる政党が「民主党」でしたね。
それに乗せられた国民は猛省すべきです。
格言「タダより高いものはない」。
日本人が忘れかけている言葉「矜持」、
その意は、自分の能力を信じていだく誇り、プライド。
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