寝床について間もなく、揺れを感じて目が覚めました。
午後11時半頃です。
布団の上で揺れの様子を覗いながら大丈夫と判断し、収まりを待ってテレビを見ると、震源地宮城県沖40キロ、マグニチュード7.4
仙台市などでは、震度6強、思いのほか大きな地震だったと知りました。
その日の夕方、家族の団欒の中、3月11日から約1ヶ月が経ち落ち着いてきたが、また起りそうな感じがするねと話題に上っていた矢先の事でした。
まだ、復興の端緒についたばかり東北地方、避難所などに居住していた人々には、またかと悪夢がよぎるほどの衝撃があったのではないでしょうか。
テレビで揺れる室内の映像を流していましたが、揺れの大きさを物語っていました。
停電も広範囲にわたって発生していました。
今朝、従業員とこの地震が発端で、我々のご先祖様は幾たびの自然災害に遭遇していたことかと話題になりました。
振り返ってみれば、今年、1月26日宮崎県の新燃岳の噴火がありました。
それから約1ヶ月後、NZ地震クライストチャーチ マグニチュード6.3があり、3月11日に関東東北大地震です。
また、世界各地での大洪水。
自然の猛威が立て続けに起きています。
NZ地震と比較しても4月7日に起きた地震の大きさがわかります。
その度に、無力さを知らされるとメディアは報道しますが、本当に人類は何もできませんでした。
NZ地震で、邦人28人の死亡が確認されました。
3.11の地震では死者行方不明を数えると2万を超えています。
今年は災害の年だったと、記録されるでしょう。
これでもかこれでもかと、揺さぶる地震止めてと神様にお願いしたい位です。
この日本、振り返れば自然災害と戦いの歴史だったのでしょう。
われわれ先人たちは、自然に対し怒りが収まるようにと祈願して乗り越えてきました。
それを物語るのが神道です。
企業、施設、漁船など、安全祈願の目的で神社を建立し神々を祀ります。
例えば、トヨタ自動車は豊興神社、三菱グループは土佐稲荷神社などです。
日本は稲作文化と呼ばれる位、自然と深くかかわる稲作で命の糧としてきました。
稲が順調に育つ様、豊作を祈願する行事が今でも続いています。
自然災害を最も恐れることにも繋がるのです。
東北地方昔から冷害で不作となる経験を幾たびもしています。
それが、粘り強い気質を育む基になっているのだと思います。
翻ってこの度の大震災を切っ掛けにして、先人たちが育てた神道、精神文化を見直し先人たちの残した知恵を学び、
将来に向けての日本再生の機会となればと思っています。
国家とは、民族とは、防人とは。
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