参議院選挙タレント候補者、続々!

今回の参議院選挙、多数のタレント、有名人が立候補しました。
柔道五輪金メダリスト谷亮子(34)=民主、プロ野球石井浩郎(46)=自民、タレント岡部まり(50)=民主、俳優原田大二郎(66)=民主、
アテネ五輪自転車競技、銀メダリスト長塚智広(31)=民主、
女優三原じゅん子(45)=自民、他に民主党から落語家桂きん枝(59)、女優岡崎友紀(56)、歌手庄野真代(55)、元体操選手池谷幸雄(39)等々。
元野球選手堀内恒夫、中畑清なども立候補していました。
その中で当選したのは、谷亮子、石井浩郎、三原じゅん子の3名です。

選挙演説を聞いてはいませんが、池谷氏が「逆立ち」のパフォーマンス、私テレビで見ました。
体操をやっていたからでしょう、大道芸人じゃあるまいし、勘違いも甚だしいです。
自分を強調したかったのでしょうが、ずれています。
でも、それを見て喜んだ選挙民も居たことでしょう。
テレビの弊害が、そんなところに出て、「ウケ」が第一義、おもしろければ、楽しければが全てなのです。

それにしても、目立つのは民主党からの立候補です。
中でも、谷亮子の立候補には驚きました。
現役を続けながら、国会議員を務めるというのです。
この発言には理解不能です。

そんな彼女に立候補を要請する民主党にも疑問符です。
オリンピックに出るためには全人生の時間を費やして取り組まなければ果たせないほどのエネルギーが要求されます。
国政に携わる議員の仕事、いくらなんでも片手間にやれるものとは思われませんが。
現職の国会議員が皆そうだとは思いませんが、国家運営に関して成果が表れていない分そう思われても仕方ないですね!。
もし、そうだとしたら給料(月給230万円と聞いています)は取り過ぎです。

片手間に働いてこれでは、私はおいしい仕事と思います。彼女に投票された方々納得しているのですかね~。

それでも、彼女は当選しました。
選んだ人たち、彼女が職務を全うできると判断したのでしょうか?
少し考えれば、無理なことはわかるはずですが、その判断できなくなっているのでしょう。
この辺に、日本人の見方、考え方に変質、変化、劣化が見て取れるような気がします。
国会議員の仕事、素人でもこなせる程度の認識しかないのでしょう。
今までに多くの芸人、タレントが議員になっていますから。

日本柔道連盟は谷に引退勧告を言い渡しました。

良識的に見れば当然です。

彼女は、オリンピックでメダルを取りメディアから注目され、名が売れているだけの立候補者です。
今は名が売れていることが国会議員になれる必須条件なのでしょうか。
選挙もある意味で人気投票と同じものになったのでしょう。
これでいいのですかね。
私が学生の頃では、タレント議員の宮田輝を思い出します。NHKのど自慢の番組を受け持ち、司会をしていたアナウンサーです。
全国ネットの放送、知名度でいえば全国に知れ渡っています。
それを利用しての立候補、全国区で立って一位当選を果たしたのではないかと記憶しています。
本業はアナウンサー、政治家としての器量は未知数ですが、それなりの考えがあって立候補したのでしょう。

これが前例となり、メディアを通して名を売っているタレントが次々と国会議員になるべく立候補するようになりました。
他に印象に残っているのが、青島幸男、横山ノックです。
青島幸男、典型的なタレント議員で名が売れていることを利用し選挙活動をしないで当選しています。
まさに、テレビ時代の議員です。
他の候補者は内心、不公平を感じていたことでしょう。
私も、彼のやり方は狡いと感じていました。
それが、都知事までになってしまうのですから驚きです。

当時は、日本が成長していく時代、今振り返れば大過なく時代が動いていました。
そんな時代でしたから務まったのでしょう。
横山ノックも同様です。
「パンパカパ~ン」と舞台に登場した3人組の漫才師、大阪府知事にまでなっています。
在職時代、猥褻行為で起訴され幕を閉じました。
今回の参議院選挙、関西地区ではほとんどタレント候補が当選しませんでした。
そんなスケベ府知事を選んだ経験から反省し、タレント議員に投票しなかったのでは。

そのほかに、野末陳平、落語家立川談志も居ました。
陳平は税金問題に特化してそれなりに活躍していたと思いますが、談志は沖縄開発長官に任命されましたが、
酒を飲んで会見したことがあって、それが問題になりすぐに議員を辞職したと記憶にあります。
やはり、いい加減な気持ちでいたのでしょう。
イレブンPMの司会で、「野球は巨人、司会は巨泉」の大橋巨泉も知名度を利用し議員になっていますが、彼もすぐやめています。
同様なケースでしょう。
本人たちにはそれなりの考えがあっての判断でしょうが。

それにしても、民主党からのタレント候補が多かったです。
公認候補として認めたわけですが、納得できない面があります。
狙いは頭数を揃えて、議会運営の安定を狙っているように思えます。
議員としての能力より、頭数優先の方針が読めて、個々の能力より、御し易い人を優先したと思います。
しかし、選挙に大敗してしまいます。

今回の選挙では、国民の良識が強く働いたような気がします。
特に神奈川県での選挙にそれを感じました。国家は財政的には破綻寸前、国防面で普天間基地問題で大揺れ、政治的難事を抱えている今、政治を真剣に考えているのでしょう。
そうしないと、ツケは国民に回って来ます。
気がかりなのが、若者が選挙に無関心なことです。
あるラジオ番組で政治家の公約が高齢者に対してのものが多いのは、選挙に無関心若年層を狙わず当選を果たすためにターゲットを高齢者に絞っていると、
選挙に関し説明していました。
そうかもしれません。

しかし、次世代を担う若者がそれでいいでしょうか。
国家とはどうあるべきかと考えれば、今の政権では日本国の屋台骨が崩れかねません。
国防に関しては、鳩山前首相が決断できないまま辞任、菅首相も経歴から見て同じように思え、
落選した議員を法務大臣に留まれと言っているようでは。
民意は無視です。
果たしていいのでしょうか。

我々日本国民が安全に暮らせるには国はどうあるべきかと考えなければなりません。
このブログを書いている時、ニュースの話題は金賢姫で大騒ぎ、拉致問題いまだ解決していません。
国民の安全を守ることが政治家の一番の使命です。
国民の主権を守れない日本の政治家、他国に比べ能力が低いと思われているのではないでしょうか。
私の友人が言ったことがあります。
これがアメリカだったら、とっくに拉致された人達を救出していると。

弱腰外交と言われ久しいですが、それは明治時代の政治家と比してすぐに分ります。
それは、身心の鍛錬(男の磨き方)の違いという他ありません。
当時、政治家になった多くの人は武術で鍛え、修羅場をくぐり、死線を超えた経験の持ち主達です。
この差は大きいでしょう。
それがない政治家では、舐められるわけです。
国民の安全を守るには、「暴力反対」と言って済むわけがないのです。
国際社会の常識が分っていません。

自国を自ら守る覚悟のない民族に、他国の人が助けを出してくれるでしょうか。
同盟と言ってもその気持ちがなければ助ける気にならないのでは。

 

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