知っている?日本分割統治計画。

若い頃、そのような話を仄聞していたのですが、知人はそんな事実があったとは知らなかったと言っていました。もう忘れ去られている歴史なのかと嘆息した。
その知人は60歳、この年齢で知らないとなると、今の日本人どの割合で知っているのかと想像してしまいこのブログを書く動機になりました。
知人が知らなかったと言った原因はこの本を読んだらと薦めたことが切っ掛けです。

合気道家が書かれた本にその経緯が書かれていました。
第5章 術と道—――術なき道は空論にして道なき術は危険である―――
一、蔣介石の恩義
・・・また、連合軍が提案する分割統治、つまり本州を米国、北海道をソ連、九州は中華民国、四国は英国と豪州がそれぞれ統治するという案に反対した。まさに奇跡としか言いようがないが、この案に東洋道義の実践によって日本は救われたということは、子々孫々の語り伝えていくべきであろう。・・・

私は分割するという案は知っていたが、なにゆえに免れたのかをこの本で知りました。
ネットで詳しく知ろうと調べると様々な情報が載っていました。
・・・第2次世界大戦で敗戦したドイツは、米国、英国、フランス、ソビエト連邦の4カ国によって占領され、その後、西側管理地域のドイツ連邦共和国(西ドイツ)とソ連管理地域のドイツ民主共和国(東ドイツ)に分断された。
日本もドイツと同じ敗戦国だが、国が分断されることはなかった。これはなぜだろうか。中国メディアの快資訊はこのほど、日本がドイツのように分断されなかった理由について独自の見解を紹介する記事を掲載した。米国による原子爆弾の投下が主な要因だったとしている。
記事は、戦後の日本については実際に4カ国分割統治という計画があったと指摘。これはソ連が北海道と東北地方を統治し、米国が関東、中部、関西、沖縄、中華民国が四国、英国が中国と九州地方を統治する案だったという。
しかし、「状況の変化」によってこの計画は達成しなかったと分析。この状況を変化させたのが「原子爆弾」だという。原爆の開発に成功した米国は抵抗の激しい日本に対しても自国だけで占領できるとの自信を持つようになり、ソ連が日本に宣戦布告する前に原爆を投下し、降伏させたと説明している。
記事の主張はともかく、結果的に日本が分断されずに済んだことは日本にとっては幸運だったと言えるだろう。この点で大きな貢献をしたのは、当時のセイロン(現スリランカ)のジャヤワルダナ大統領で、国連での演説が日本を救ったとも言われているが、中国としては原爆のおかげとしておきたいのかもしれない。(編集担当:村山健二)・・・ネット記事より。

これだ事実とすれば、大東亜戦争の大義を認識していたのでしょう。
同じ東洋人としての同情心からと思えてきます。
蒋介石も東洋人、日本に留学していた経験から日本人の精神を理解しており、大義に立った戦争だからと同じように同情したのでなないでしょうか?

・・・蒋介石は、姓は蒋(しょう)、名は中正(ちゅうせい)、字(あざな)は介石(かいせき)。塩や酒をあつかう商人の子としてうまれます。そのため、子供のころは裕福な家庭で育ち、6歳で家庭教師が付けられるほどでした。しかし、父は蒋介石が9歳の時に死去します。そのため、母親の手で育てられました。1906年、清王朝の陸軍学校である保定軍官学校に入学し軍事教練を受けます。翌年、蒋介石は来日し東京振武学校に入りました。・・・ネット記事より。

著者は、昭和63年のこの本を出版しています。
術と道と副題で記述した理由が以下の文章で分かってきます。
・・・日本人は義理人情にあつく、恥と敬の文化、心の美に活きる武士道を育んできた。が、戦後は、蒋介石の道義をふみにじるかのように、歴史を忘れ言語は乱れ、性も乱れ、それが校内暴力など教育の下克上は、まさに乱世である。また実業家は功利主義に走り、政治家や官吏は諸事万端事勿れ主義に堕し、官学は赤の巣となり、天皇を否定する共産党が国会に議席を置く事は日本の危機であり、まさに「人あって国民なく、土地あって国土なし」の感深く、亡国の兆しと見るべきであろう。・・・

出版から34年が過ぎて著者が憂いていた点がさらに顕著になったのが「日本人らしさの喪失」と感を深くするこの頃。

それが顕著に表れたのが安倍首相の国葬儀、脳は赤まみれの連中がデモで騒ぎ、安倍元首相の黙祷時刻に合わせて鉦、太鼓を打つ慣らし邪魔をするという所業、生者は死者を裁かずという精神、黄泉の国へ旅立つ人への冒涜を忌避する精神がすべての国民がとは言わないが多くを占めている者たちの存在、まさに日本人らしさの喪失。

茹でガエルの例えではないが、
カエルは、いきなり熱湯に入れると驚いて逃げ出すが、常温の水に入れて水温を上げていくと逃げ出すタイミングを失い最後には死んでしまう(茹でガエル)」という作り話。ネット記事より。

茹でガエルのたとえ通り、変質し日本人らしさ喪失している状況がつかめない日本人、著者が言う「亡国の兆し」を気付かないままになるのでしょうか?

安倍元首相の国葬儀で観た反対派の所業などはどこぞの半島にすんている民族としか思えない。

 

 

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