4月8日の出来事、当社に就業支援事業所から採用の件で相談に来られた方々と懇談した時のお話です。
面接が目的でしたが、懇談している中、ある切っ掛け(戦後の貧しかった暮らしの話に及んで)で話題に上った「角兵衛獅子」、
ネット記事より
私は「鞍馬天狗」嵐寛十郎主演の映画で知りました。大道芸で曲芸を見せる子供たち。
懇談していた4人、70代2名、40代1名、20代1名の構成。
当然ながら、私ともう一人の70代の方はそれを知っていますが、40代の方も当然知っていると思い、確認を取ると知らないというのです。
私「えっー」と感嘆詞を発する。
そんな馬鹿な、知らないのかよ?と思わず確認!
この会話から、戦後の日本が貧しさを克服し、豊かになっていると実感しました。
戦後間もない頃はまだ貧しさから引き起こされる悲しい出来事が語り継がれていたし、また福祉制度の充実ぶりが、そんな思いを呼び起こしたのでしょう!
子供の頃、折檻、お仕置きで「サカースに売っちゃうぞ」などと言われると怖くなって言う事を聞いた裏には、人身売買があった事、「角兵衛獅子」の辛いことを理解していたからと思うのです。
記憶では、親のいない子が生きていくために大道芸の親方に拾われ芸を覚えるためにつらい仕打ちを受ける身の上と。
「角兵衛獅子」を教えようとタブレットで検索し、映像を見せたのがこれです。
歌詞に子供が生きていくために辛いながらも芸を見せて糧を得て行くことが書かれています
私の知っていた歌は美空ひばりが歌った「越後獅子の唄」歌詞は悲しくも辛い内容です。
40代の方には「豊かになった日本に感謝だね」と告げました。
20代の方は理解不能の様でした。
時代の移ろいを実感した時間でした。
角兵衛獅子のお話と、
現代の働き方・仕事を比較して感じた内容をコメントいたします。
上野様がお電話で仰られた通り、
現代の若者は「国民として」という考えが乏しい現状です。
それは技術の発展により、
様々な職種・働き方が増えたことが一つ要因として挙げられるはずです。
個人の尊重という考えを重要視している現代では、
生きていくために、お金を稼ぐ手段は山ほどあります。
昔のように生まれた時から決まった生き方ではなく、
(例えば生まれた地や、生まれた家など)
仕事を選ぶことができる世の中で生きています。
ある意味、甘えと捉えることもできるため、
昔からある「国民として」の意識が薄れているように思います。
“時代を作る”から“時代に乗る”という考えに変わったのではないかと
今回僕は考えました。
時代が急激に変化した世の中で、
伝統や国民性が失われつつありますが、
「角兵衛獅子」を知って学んだこと、感じたことを
周囲に共有しながら時代の流れとうまく付き合っていこうと思います。
P.S 今度お会いさせてください。
コメント有難う御座います。
仰る通り、「個」の意識が強くなり、「全」に対する配慮が薄くなっていますね。
伝統、民族の自覚が無ければ、「個」を生かす「場(国)」を失い「生きる自由」が出来なくなります。
若い人は気付いて、選挙の権利を正しく行使してもらいたいものです。