戦後教育を受けた国民が大半を占める人口構成になっている今の日本、それに反し帝国憲法下で育った人々・・・・
国家の主権、主体性の保持に憲法が背骨的な役割を果たし、国家の維持、継続、繁栄に大いに関連していると深く思考できなくなっているのではないでしょうか?
最近、事例として挙げられるのが集団的自衛権の行使に揉めている事。
「国防」に関して軍隊が当然持ちうる権利と国連も認めている権利、それは野党、与党に関わらず国を存続するうえで大事なのに、野党の中には認めないという政治家が存在する。
国家の主体性はどうでもいいと考える政治家がいたとしたらそれは日本国における職務の放棄にも匹敵することと思う。
子供でも、争い事が起きて身を守る必要が出てきます。その時、やはり自身の主体性を守る意識があればこそ身を挺して喧嘩をするわけです。
それは国家間でも起きるのは当然の事、その時に主体性を護持する役割を担うのが「国軍」であろう!
平和憲法と教えられ、戦争放棄した素晴らしいことと言われても少しづつ知恵がつけば、自分の経験で喧嘩をすることなどに思いを寄せればおかしいと思うでしょう。それを日本は70年近く後生大事に守り続けているのです。
齢を重ね、異常な事と思うようなになりました。
そんな意識が次のような本と出会う切っ掛けが生まれるのでしょう。
昭和36年が初版です。私が中学生の頃義務教育でいい憲法と教わっていた時にこの本のタイトル。
この本は平成14年新装初版です。
改正でなく失効という言葉を使っています。
インパクトがありますね。
この本の著者を紹介します。
菅原 裕
明治27年(1894)長崎県に生まれる。
明治大学法科卒。東京弁護士会会長
法曹政治連盟副理事長等を務める。
昭和21年(1946)から「東京裁判」で元陸軍大臣荒木貞夫弁護人として
公判にあたる。
昭和54年(1979)9月逝去
略歴を見ただけでこの本の主張が読み取れるような気がします。
詳しくは本を購入して読んでほしいと切に思うな。
緒論を紹介することで、戦後教育で自虐史観を払拭しきれない方々にヒントとしたい。
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第一章 緒論
1 第二の敗戦
大東亜戦争において、史上空前の敗北を喫した現代日本国民は祖先や子孫に対して、申し訳の言葉もない。しかしABCDラインの包囲と挑戦を受け、已むを得ず応戦し、世界を相手に四ヵ年、ついに力及ばず、腰が砕けて敗れたとはいえ、東亜解放の端緒を開き、全世界をして日本民族の存在を知らしめたけなげな勇戦奮闘ぶりは、祖孫もまたゆるしてくれるであろう。いわんや勝敗は兵家のならいとか、武運つたなく、武力戦に負けたのはやむを得ない次第である。しかるにあきめられないのは、終戦以後、占領治下において第二の敗戦を喫し、いまやそれを確定せしめんとしつつある。それは武力の戦いではなく、文化の戦い、知性の戦い、国民の精神力、魂の戦いであるだけに、これに完全に負ければ、日本民族は、永久に欧米諸国に劣るところの野蛮民族、劣等国民としての烙印を押されることになるのである。・・・
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ここで第二の敗戦とは著者は「憲法の蹂躙」と表現し帝国憲法が廃棄されてことに憤慨しているのです。
私はこの記述を読んで、明治生まれの男の気質が思い起こされ、そして列強欧米に比して負けてなるものかとの気概を感じるとともに、戦後の自虐史観とは無縁の存在、あの頃の健全な大和心を体現している人物と思いつつ、いかに戦後の教育が民族の誇りを貶めるものであったかを知った次第。
目を覚ませ、大和民族!!
大東亜戦争は聖戦だったことに気づけ!!
現憲法は奴隷憲法ということを!!
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