「『七人の侍』と現代」を読んでいると?

女房が義母(祖母ちゃん)の昼食の世話が終わるまで図書館の駐車場に車を止め、待機の手順化した時間に、図書館の書棚に「映画・演劇」の案内板があったので見ると、黒澤明監督の書籍があり「七人の侍」を見た時の感動が甦り1冊、2冊と読んで三冊目に選んだのがこの本でした。

当時、リバイバルが流行ったのでしょうか、黒澤明監督の「野良犬」「酔いどれ天使」も観ていました。「七人の侍」の映画を観たのが高校1年生の時だと思います。
池袋駅東口の通りに面した映画館「文芸座」でした。
リバイバルで上映されていたのでしょう。
製作が1954年です。
観ると英字の字幕スーパー付きのフィルムでした。
海外で上映されたフィルムを使いまわししたのでしょう。
面白くて面白くて、ワクワクしながら観た思い出があります。
それ以来機会がある度に何度見たか!

中学生の時に見ていたのが「隠し砦の三悪人」、これも面白く素晴らしい娯楽映画でした。
それ以降、黒澤明・三船敏郎の映画を観るようになりました。
「用心棒」「椿三十郎」「赤ひげ」等。

そんなファンとしてこの本を読んでいて気になったのが、アメリカ映画でユル・ブリンナー主演でリメイクされた「荒野の七人」の配役に「七人の侍」で勝四郎役を演じた俳優に誤りがあったのです。

赤線の記述です。
木村功の勝四郎役はロバートボーンとありますが、私の記憶では、ネットで確認を取りますとこうでした。
ロバート・ボーンでなく、チコ役をしたホルスト・ブ―ツホルツです。

「 最も違っているチコ(ホルスト・ブーツホルツ)は、農民上がりの菊千代(三船敏郎)と戦闘経験のない若い侍の勝四郎(木村功)を合わせた役どころとなっている。『荒野の七人』では、盗賊の首領(イーライ・ウォラック)が個性を発揮している。」ネット記事より。

気になりブログにした次第です。
西洋人に侍のイメージを定着させた映画「七人の侍」、黒澤明自身が思い描いていた侍のイメージを表現した映画です。

今でも、海外で関心が薄れていないことを知り、世界の映画界に大きな影響を及ばした監督なのでしょう。
数年前より居合の稽古を再開しましたが、海外で居合道が盛んなことをYouTubeで見て知るにつけ、その影響の凄さを感じます。
西洋人が、道場に「武士道」の掛け軸を掛けていることに驚き、戦後の日本人が如何に占領政策で歪められたかを知る思いです。

 

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