まだ読み終わっていないので、持参し車中で読んでみました。
この本を購入した動機は、子供の頃より成長していく過程で疑問に感じた事をよく調べたいとの思いからかな!。
〇 戦後は修身の授業が廃止されたこと。
修身が無くなって、いまの子供は躾が成っていないと言われていた。
〇 子どもの頃、ある大人が私に話してくれた一言、「マッカーサーは日本人の勇気と団結心を恐れ占領政策で弱くしようとした」。
〇 戦争に負けた方が、悪く、勝った側が正しい、「喧嘩両成敗」と教わっていた手前その事が納得できなかった。
戦争に負けただけで一方的に悪い、勝った側が「罪だ」と裁けるのか?
〇 武道禁止。
日本兵の戦いぶりが勇敢なのは武道があるから?
などなど、
多分に戦後直後の生れで、まだ戦前の価値観を持った大人達がいて、見聞する機会があり戦前の社会制度をそれなりに分かっていたことから戦前の時代を悪とする考え方が変だと思えた事に拠るでしょう。
この本から答えを見付けられ「あーそうだったのか」と納得いく記述が、戦後の教育改革と言われる「四大指令」にありました。
こんな指令が出来たのも、誤解から始まった日本人の「精神的武装解除」だったと主張しています。
第四指令に「修身、日本歴史及び地理の停止」に関する指令とありました。
これは、ゴーラー、ベネディクトによる分析とラスウェルほかにホルトムと言う人物の誤解が原因と書いています。ベネディクトは「菊と刀」が有名。
この指令で「修身教育」はなくなったのかと分かりました。
これで、大和撫子と呼ばれた女性が日本から消え、草食系男子が増えた。
小学校の先生をしていた叔母、教育勅語などは立派な教えと言い、小学校の担任だった先生、大人になってクラス会などで聞いたことを思い出すと、ある時先生が言われたことが忘れられません。
修身教育は日本を貶めるために廃止したと。
あたっているようです。
第三指令に「神道指令」があり、学校で神道行事を行うことを禁じ、神道や皇室について教える事を禁じた指令とありました。
亡くなった母は、初代神武天皇から、124代昭和天皇まで暗誦できると自慢していました。
皇室を教えるなと判断したのも、イタリヤ、ドイツのファシズムと天皇制を同等に観て独裁的と判断したのでしょうか。これも誤解と偏向のなせる業かも。
學校での神道行事はなくなりましたが、その精神文化は続いています。しかし、昨今神社に油を掛けて汚す事件が起きています。
敬愛する気持ちが薄まっているのでしょう。
読んでいくうちに巷間言われる様に、占領政策は日本を貶め、アメリカは正義と叩きこむ洗脳が目的だった様です。その政策の根幹をなすのが「ウォー・ギルト(戦争有罪性)・インフォメーション・プログラム」と著者は断じています。
戦争の呼称でも、大東亜戦争から太平洋戦争に変えさせたのも、このプログラムによるもの。
植民地解放の大義を消すために呼称を変えさせてのでしょう。
顕著な例は、「日の丸は戦争に通じる」と今でもその効果が生きています
第一指令では「日本教育制度に対する管理指令」
第二指令では「教員及び教育関係者の調査、除外、許可」
小学校の先生、戦後多くの優秀な教師が※追放されたと話していましたが、この指令によるものなのでしょう。
※公職追放
これまで聞き及んでいた話の辻褄が合う記述ばかりで頷きながら読んでいました。
子供の時、ある大人が教えてくれた事、本当だった。!!
コメントを残す