戦艦大和の咆哮–魂の46センチ砲–

DCIM2267.jpg家内の買い物付き合いの時、待ち時間の時間つぶしということでスーパー内の書店で見つけた本が「戦艦大和 砲声の謎 魂の46センチ砲」というもの、4年ほど前でしたか。

戦艦大和の射撃音が聴けると言うのですぐに購入、CD付の本でした。

読む前に、先ずは砲声を聴こうとCDをパソコンのCDプレイーヤーに挿入どんな音かと聞き耳を立て聞きました。

女性の語りで、大和の砲声について話が展開していきます。そして録音された砲声が「ズドオーン(あるいはズシーン)と響きその砲声の余韻が30秒ほど」、この音、映画館の音響装置で聴いたらそれは腹に響いて来るのではと思わせるほどの迫力、46センチ砲はすごいなーと驚きした。

語りは続いて、なぜ戦艦大和の砲声が残されていたかと言う部分に移っていきます。

結論から言うと、昭和40年8月15日に放送されたラジオドラマ「戦艦大和ノ最期」のために作成された効果音でした。

しかし、ラジオドラマの原作者であり、沖縄出撃時副電測士だった吉田満氏は、玉井氏の作った音をスタジオで聞き、当時、親交のあった島地氏に「これで、硝煙が立ち込めたら本ものだよ」と太鼓判を押したと記述がありました。

言われなければ皆「本物」と思うほど迫力満点、砲声が「ズドオーン(あるいはズシーン)と響きその砲声の余韻が30秒ほど」、

大和は呉海軍工廠、姉妹戦艦武蔵は長崎の三菱重工第三ドッグで造られ、大日本帝国が世界にその存在を知らしるほどの建造物、明治維新以降外人技術者から学んだ工業技術の粋の集大成、凄いね~、70年ほどでこれだけの者を作ってしまう日本人。

私、昭和44年、佐世保にいたことがあり実際にその建造された第三ドックを丘から見下ろすように見たことがあります。

「戦艦武蔵」の本には進水時、湾の水位が30cm上がったと書かれていたと思います。いかに大きいか本当に凄い戦艦を建造したものです。

呉市海自歴史資料館「大和ミュージアム」の戸高一成館長はこう語る。

「日本人がちょんまげ結って刀を差していた時代から、わずか70年で世界一の艦を造ってしまったわけで、とてつもないことです。しかも現在では『大和』の設計は出来ても建造は出来ないでしょうね。主砲は1門160トンぐらいあるのですが、200トンほどあるもとの素材を加工する、旋盤がないんです。」

こんな話を若いスタッフに読んで聞かせました。

 

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