ロンドンオリンピックが終わって。

閉会式を見ましたが、だらだらと演目が多く見飽きたのでそこそこにチャンネルを変えました。
オリンピックと言っても、本質はアスリートの競い合いがその趣旨、開、閉会式もそれにそった演出で十分だと思います。
芸能祭ではないのですから。

逆に東京オリンピック、古関裕而作曲「オリンピックマーチ」の行進曲に合わせた入場行進が簡潔で素敵に思えます。

 

柔道惨敗などと騒がれましたが、メダル獲得過去最多の38個、日本大活躍だったと思います。
「何年ぶり」との言葉が非常に目立ったオリンピックでもありました。

サッカー男子、44年ぶり銅メダル獲得なるか?
バレーボール女子24年ぶり銅メダル。
男子ボクシングミドル級村田選手、金メダル48年ぶり。
男子レスリングフリー66キロ級、米満選手金メダル24年ぶり。
バンタム級の清水聡(26)日本勢のメダル獲得は1968年メキシコ大会銅の故森岡栄治以来44年ぶり。
フェンシング、バトミントン、卓球なども健闘、それぞれ銀メダルなどなど。

 

ボクシングでの金メダル、東京オリンピック以来です。
確かバンタム級桜井選手だったと思いますが、ミドル級で獲得したのには驚きました。
クラスで言えば重量級に相当し、日本人では無理な階級と言われました。
プロでもミドル級世界チャンピョンは出ていないと思いますが、ガッツ石松がライト級、浜田がスーパーライト級どまり。
スーパーライト級より3階級上のミドル級です。

本当に凄い、日本ボクシング界の快挙、プロ、アマ問わず。
因みに体重はミドル級はアマで75キロから81キロ(プロ69.85Kg超~72.57Kg)、スーパーライト級は61.23Kg超~63.50Kg です。
子供の頃、ミドル級で強かった選手に海津文雄という人いましたが、東洋ミドル級チャンピョオンでした。

 

今回のオリンピック、団体戦での活躍も目立ちましたね。
卓球、福原愛選手、個人ではメダルに届きませんでしたが、団体戦では銀メダル20年の苦労が報われると同時に被災地に元気を届けられました。
かっては日本、卓球が強かったのですが。
でもオリンピックでは優勝していないんですね。
調べてみると、
「卓球がオリンピックの競技­に採用された1988年のソウル大会以降初の快挙です。」とありました。
金メダルをとるわけありませんね、戦後まもない頃の時期が全盛期でしたから。

 

当時の記事を調べると全盛期の様子が書かれていました。
荻村伊智朗がイギリスのウェンブレーで開かれた世界卓球選手権でフリースベリー(スウェーデン)を破って初優勝した。
荻村は以来、1965年に引退するまで世界選手権12回、アジア選手権8回、日本選手権12回の優勝を誇り、「
卓球日本」の全盛期を築いた。71年には、名古屋で開かれた世界選手権で中国を国際舞台に復帰させる立役者となった。
91年、千葉市での世界選手権に南北朝鮮の統一チームを実現させた。」ネットより引用。
子供の頃、ラケットを買ってもらい路上で遊んだものです。

それとボクシングでは白井義男選手が印象にあります。
ダド・マリノ選手に勝って世界チャンピョンオンになり、戦後自信を失った日本人がどれほど勇気付けられたかと言われました。
それもパスカル・ペレスに負け、王座復帰を賭けたリータンマッチ戦をテレビで見たことがありますが、負けてしまいました。
子供心に悔しい思いをしたものです。

 

銀座の凱旋パレードの観衆50万人、祝福を受けた選手達、満面の笑み。
久しぶりに日本人が喜びを共有した時ではなかったでしょうか。

 

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