テレビ番組で「はやぶさ」の衛星がどのようなに造られたかその様子を報じていました。
軽量化を図ることが製作する上で重要な課題だったようです。
このプロジェクトに参加した企業が紹介されました。
軽量化のためにネジはチタンが使われましたが、機械加工が難しいようですがそれを担当した中小企業がキットセイコーさん。
責任者が開発の苦労を語っていましたが、大小のネジを見事に仕上げます。
日本の製造業の技術力の高さは、戦後東京都大田区の中小企業工場に代表されるように経済発展の下支えであったことは間違いありません。
その会社は埼玉県羽生市にあり、映像からは回りが畑で辺鄙な場所との印象を受けました。
こんなところで造られていたのかと多少驚きを感じた次第。
次に紹介されたのは、愛媛県西条市の高橋工業さん、サンプルキャッチャーの製作を担当しました。
はやり責任者が語っていましたが、いかに軽くするか手作りで仕上げたそうです。
職人さんの腕前をわかりやすく紹介したかったのでしょう、指先感覚だけで10ミクロンの凹凸は判別できると報じていました。
この事は以前より旋盤職人さんなどその様な感覚が研ぎ澄まされると聞き及んでいました。
皮膚感覚はすごい能力があるものですね。
この様にして、様々な企業が参加して造られた「はやぶさ」、2003年5月9日に打ち上げられ2年4ヶ月小惑星イトカワに、2005年11月26日イトカワに着陸し微粒子をサンプリングすることに成功です。
そして、2010年6月3日、大気圏突入、その際地球を映した映像を送って来たそうです。
3億キロ、光速で一分以上かかる距離と報じていました。
そんな遠くの衛星を制御すること自体凄い技術ですが、持ち帰って帰還した事は世界初との事。
「はやぶさ」映画化されましたが、したくなる気持ちわかります。
今の日本、国難的状況下にあるだけに見る人にどれだけの勇気を与えるでしょう。
凄いことです。
このプロジェクトの責任者、川口淳一郎教授、「オリジナリティーの追及」と語っていました。
118の企業、団体が参加、参加したグループそれをテーマにして取り組んだのでしょう。
この物語を描いた 番組、家族で観ていましたが皆感動です。
この番組から発信される、日本の技術力の凄さに感動したのでしょう。
今の日本、リーマンショックから大震災、円高 、タイの洪水で産業の低迷、貿易収支31年ぶり赤字など暗いことばかりの中、
元気づけられる番組でした。
この記述ブログから引用しましたが、世界に誇れる技術であることは間違いないようです。
「成功するかしないかは、諦めるか諦めないかの違いしかない」
と言う人もいますが、現実は、能力・素質・環境なども必要になるようです。
このような高度な結果は、並外れた意思と努力が合わさってこそ可能になるものと思います。
恐れ入り奉ります。
おはよう御座います。
この様な偉業には高い志、信念が不可欠ですね。
何事にも思念が基ということです。
日本民族のもの造りにかける情熱は日本のよき伝統と思います。
この様な伝統が引き継がれる事願っています。