T氏の時事放談

円高などについて、見解をお示しいただいたT氏より、
政治における現状についてメールにて見解を送ってきました。
読むと、政治をつかさどる政治家が基本をわすれて国家運営がなされている
事が如実にわかります。

私が学生時代、確か、TBSで時事放談なる番組を放送していました。
出演者は、細川隆元、小汀利得と記憶してます。
政治などについて、批評する内容でした。
両者の会話のやり取りが面白く見ていた番組です。
T氏の記述もそれに似て、面白く拝読しています。
昭和4年生まれで、ご高齢ですが、
パソコン操作も覚え、このようにメールして来るくらいで、
進取な気性が見て取れます。
塗装の設備会社の社長をやってこられて、
塗装工場の実情を知っており、私への気遣いの文面は
本当にうれしく思います。

以下がT氏の時事放談です。
メール原文通り載せました。

題は「菅首相の発言について」

上野社長様。
台風一過今日は少し涼しく為りましたが、
現場の工場内はまだ暑くご苦労されていると拝察
いたします。
 
本題に入りますが、菅の最近の発言について、
非常に疑問を感じています。
過日若し私が代表になった場合には小沢さんに
入閣頂いて十分に持ち味を発揮いただければ大変
ありがたい発言しています。
自分の60数%の支持は菅、小沢の二人だけなので、
小沢は嫌なので其れよりは菅と言う、
消極的な支持だと言う事が判っていれば間違っても、
小沢の入閣などと発言は絶対ない筈、
流石に発言の趣旨は違うと、周りの閣僚が懸命に
打ち消しに奔走していましたが、
自分に都合の良い時は民意だからと言い、
国民の70%拒否している小沢入閣を言いだす事が、
民意の無視している事が判らないとは呆れ果てました。
 
尖閣列島の件ですが。
中国側が直ちに尖閣列島は中国の領土であり、
船長の逮捕は不当で直ちに釈放を要求すると言う
コメントはっしましたが、
新聞記者が此れに対して総理の考え方はと質問
しましたが、それに対して慌てたように、
法律、法律によると発言、
本人には日本の自尊と領土問題だと言う事が、
自覚がない、此れが次ぎの総理になるかもしれない
とはブラックユーモアを遥かにこえています。
 
尖閣列島の帰属について質問が出たときの菅の発言は、当事者どうしで良く話し合ってくれと発言、
従来如何なる場合に於いても尖閣列島は、
日本の固有の領土であると発言しているのに、
中国が自国の領土だと横槍を入れて来たのに
話し合いをしろとは中国にも権利が有ると言う
のと同意義だと言う事だとすら判らないとは呆れる。
憲法上から考えても。
政治家の一番のやるべき義務は。
1、国土の確保。2、国民の生命の安全。財産の確保
此れすらも判らない民主党を選んだ国民も責任を感じるべきだと思います。
 
流石に岡田外相が尖閣は領土問題ではなく、
中国と議論の余地はない、又首相の発言が不適切
との認識し、誤解を解く為により正確な表現が、
何処かでの段階でなされる軌道修正が必要と
強調された。中にはまとも人いる様です。
 
今回の代表戦は結果的に日本の総理を選ぶ選挙
だと言うのにサポターの中に韓国人も認めている、
菅も、小沢も選挙に勝てばよいと言うだけで国の
有り方など頭の片隅のもない二人だと思います。
 
上野さんも夏の異常高温と経営上悩みとの疲れが
秋の涼しい時期ややとすれば出る場合が多いので
十分気を付けてください。
 
       9日 19:30分 S.T

これを読み、日本国民を守る気があるのかと疑いたくなります。
前にも述べましたが、総理、学生時代は左翼思想にかぶれ、学園紛争をに身を投じています。
そのこと自体、それはそれで結構なのですが、学生時代のままの考えでこれまで
政治活動をしてきた有様が、領土に関してそのような発言になったのでしょう。

ブログ「奇異に感じた言」に書きましたが、「発言」からしっかりとした国家観がないことが証明されました。国歌、国旗を好きだ嫌いだと議論したことも同等です。
そんな人が国のリーダーとなる事、日本がおかしくなってきています。

「本人には日本の自尊と領土問題だと言う事が、
自覚がない、此れが次ぎの総理になるかもしれない
とはブラックユーモアを遥かにこえています。」

“ブラックユーモアを遥かにこえています”の記述に、T氏の深刻な思いが伝ってきます。

文末の気遣いの記述、経営者として第一線で活躍されたご経験からの
配慮です。
17歳年上、今はこのようにメールなどでおつきあいしていると、
おやじのようにも思えてきました。
会社経営をしている私にとって、心強い存在です。
T氏との出会いは、ブログ「久しぶりの再会」で触れています。

 

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