2020東京オリンピックでとても気になっていたのが、ソフトボール日本チーム。
2008年北京オリンピックで優勝し金メダルを獲得したが、それ以降のオリンピックで種目が除外されていました。
それが13年後の今、2020東京オリンピックで復活となり、エース上野由岐子選手がオリンピックのマウンドに立って再び優勝に導きました。
同姓なので親近感を感じます。
13年間の長い間、諦めずにチャンスをつかみ、年齢を重ねた分若い時よりも投球術に磨きがかかっていました。
2013年、東京開催に決まった時、どんな心境でニュースを聞いた事でしょう。
それにしても長い間競技から離れず、プレーを継続させていた思いはどこから出るのでしょう。
39歳とアスリートとしては高い年齢、気持ちを維持して迎えたオリンピック、そしてオリンピック競技として最初に行われました。
それがアメリカを再び下しての優勝。
ネットの記事を読んでその結果に納得でした。
「・・・奇跡は起きた。しかし、それは偶然ではなかった。・・・7月27日に横浜スタジアムで行われた東京五輪ソフトボール決勝。日本は最大のライバルである米国に勝利し、ソフトボールが前回実施された2008年北京大会に続く金メダルに輝いた。この試合の勝敗を分けたのが、六回ウラの「神ダブルプレー」だ。
2‐0の日本リードで迎えたこの回、攻撃側の米国は1死一、二塁のチャンスを作る。次打者は3番・チデスター。サウスポーの後藤希友(みう)が投じた5球目をチデスターがはじき返し、ライナー性の打球が三塁手・山本優を襲った。打球は山本の左手首を直撃、ボールはレフト方向に大きく弾んでいった。
このとき、誰もが「点が入った」と思ったはずだ。ところが、そこにショートの渥美万奈が現れた。左手のグラブを大きく伸ばし、打球をダイレクトでキャッチすると、二塁へ送球。飛び出していた二塁ランナーは塁に戻れず、併殺打が成立した。打ったチデスターは、一塁を回ったところでぼうぜんとした表情を浮かべていた。米国チームとすれば「不運な出来事」だっただろう。しかし、このプレーは偶然成立したわけではない。試合後、渥美はこう語った。
「チデスターの調子が良くて、後藤のボールも引っ張れると思っていた。なので、あらかじめ三遊間の三塁に寄った状態で守っていた」ネット記事より。
>この記述を読んで、唸りましたね。
守備体型を状況に応じて、予測を立て守備位置を変えていた。
当然ながら、走者が1塁、2塁、野球同様守備体型はフォーメンションによって違ってくるのでしょうが、渥美選手が打者チデスターの調子から守備位置を2、3歩3塁側に寄っていた。
この判断が素晴らしい。
「・・・渥美は、守備位置を数歩だけ三塁側に寄せていたのだ。これが、その後の試合の流れを決めた。渥美は、こう振り返る。「(三塁手の)優さんが体に当ててでも止めようとしてくれて、それが自分のところにたまたま飛んできた。優さんの気持ちでもあるし、みんなで抑えようという気持ちが出たのかなと思います」
神がかったキャッチの後も、難しいプレーだった。
渥美はすぐに体勢を立て直し、二塁にストライク送球。並の遊撃手ならボールをキャッチするだけで精いっぱいなはずだ。それが、わずか3歩のステップだけで次のプレーを正確にこなした。これに対する渥美の答えは意外なものだった。
「捕ったときは一瞬『あっ!』と頭が真っ白になった部分があったんですけど、その後にランナーが見えた。一瞬真っ白になっても、冷静さを取り戻せた」
この回を0点で守り切って勝利につなげた日本は、ソフトボール界に新たな金字塔を打ち立てた。」ネット記事より。
のっけから日本は金メダルを獲得、これが日本を勢い付けたと思います。
とても素晴らしい日本チームです。
再び復活を期待します。
アメリカ2028ロス開催では可能性があるね!
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