これも、前回同様「後藤静香・権威」に書かれた詩。
サブタイトルに、「苦難の同胞に贈る」、昭和21年春日とありました。
敗戦からまだ一年が過ぎていません。
ヤミ市で、食べ物を求める復員の兵隊さんが浮かんできます。
「一人一人が」
一人一人が
みんな高くなることだ
一人一人が
もっと反省することだ
一人一人が
自分の心を持ち
自分の道をゆくことだ
一人一人が
和やかな心を養い
互いに助けて働くことだ
日本の前途は
一人一人の心できまる
この時、後藤静香61歳、人生の先輩として励ましをしたかったのでしょう。
翻って今日、平成大不況を経て今日に至るも、日本成長期は過ぎ、停滞したままの20数年が経ちました。
政治、経済、財政に難題を抱える日本、どうやって将来に向け活動すべきか?
これは政治家の役目ですが、この詩のように国民も一人一人が心あわせていくべきことかと。
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