日産車がイエローキャブに採用

日産車がNY市の黄色いタクシー”イエローキャブ”に採用されたとネットニュースに報じられていました。

同じ内容の記事を目にするのは2度目です。

この記事を見て、嬉しくなる理由に日本の真価 ”技術” が発揮されているということ。

政治の迷走、大震災、放射能汚染などこんな混乱している最中、私にとって一筋の光明と感じ取れたのです。

 「 ニューヨーク名物の黄色いタクシー”イエローキャブ” には現在、多様なメーカー、モデルの車が使用されている。2009年、ニューヨーク市は全1万3千台のイエローキャブを1車種に統一しようというプロジェクトを立ち上げた。以後、2年以上の歳月をかけ、世界中の自動車メーカーから提案を募集して選考作業を進めてきたのである。」ネットニュースより。

13000台あるタクシーが日産車になると言うわけですから、ものすごく注目度がたかまりますね。

 採用された理由を記事は次のように伝えています。

 「そして5月3日、同市は次世代タクシーの供給会社として、日本の日産自動車と10年間の独占契約を結んだことを発表した。採用されたベース車種はミニバン「NV200」(日本名「バネット」)で、13年以降に市内のタクシー業者が車を買い換える場合、同車の購入が義務づけられる。最終選考候補には日産のほかに地元の米フォードとトルコのメーカー、カルサンの車が残っていたのだが、NV200は室内の広さや燃費性能が高く評価された。」ネットニュースより。

フォード車が候補になっていたのに日産を選んだのは、実質主義的アメリカらしさを感じます。

実際、採用された「バネット」、目にしてはないですが、タクシーとして使う場合、室内の広さ、燃費性能がいいとなれば目的に十分適っています。

 トヨタ、ホンダ、など他のメーカーがありますが、何故日産が、なぜこのプロジェクトに応募したのでしょう。

日産の担当者が次のように述べています。

「1万3千台納入という実益面もさることながら、イエローキャブはメディア露出が多く、さまざまなお客さまに乗っていただける。アメリカや全世界に向けたブランド発信のうえで大きな価値があると考えました」(日産自動車商品戦略・企画グループの田村利徳氏)ネットニュースより。

記事を読むと、日産、いい所に目をつけたものです。

でも、他社メーカーでも気づきそうにも思うのですが。

 「毎日約60万人の乗客を運び、全台数の年間累計走行距離は8億kmにも及ぶイエローキャブ。その供給を10年にわたって続ければ、NV200に対するドライバーや乗客の声も集まってくる。」

この記事を読むと、さすがニューヨークと思います。

経済の中心地、これだけの人たちが利用し、移動する距離、何だかんだと言ってもアメリカの力を感じさせます。

毎日約60万人の利用客がいるというのも凄いですね。

これだけの人が日産の車を見る訳ですから宣伝効果も大いにあるというもの。

目の付け所はそれだけでなく、担当者こうも言ってます。

「そうした走行・メンテナンス履歴や皆さんからの意見が蓄積されれば、われわれの車づくりにとって非常に大きな財産になるんですよ」(田村氏)

間違いなく、その通りです。

当社、ダイカスト製品の塗装を手掛けていますが、製品自体に塗装トラブルを起こす要因を抱えています、

いろいろな経験を蓄積して行くうちにノウハウが育ち、品質を高めることが出来ました。

担当者が言うとおり、大きな財産になることでしょう。

「リーフを使って、ニューヨークでEVタクシーを運用するための先行実験を行ないます。1回充電当たりの航続距離など、どんなスペックがあの街にふさわしいのかを模索するわけです」(田村氏)
とすれば、やがてはEV版のNV200タクシーを納入することも日産は視野に入れている? 自動車評論家の舘内端氏はこう見ている。」ネットニュースより。

日産は将来的には、EV電気自動車を検討しているようです。

「ニューヨーク市へのプレゼンテーションの時点で、NV200なら将来的なEV化も可能だと日産は訴えていたはず。ニューヨークの空気をクリーンにし、騒音を減らします、と。最終候補に残ったほかの2社は量産型のEVを造った実績がないわけだから、このアピールは効いただろうね」ネットニュースより、

日産は採用される自信があったのかな、EV化を目玉にアピールですか。

この実験大きな成果を期待できそうです。

データが蓄積できて、かつフィードバックされれば製造技術にも大いに貢献できます。

日産に頑張ってほしいもの、

それが日本にとっても活力の源になるのでは、応援したくなります。

日本のためにも、

今こそ戦後を乗り越えた先人の心意気を学びましょう。

 

 

 

 

 

 

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