会社勤めの意識変化。

時代が移ろい、仕事と向き合う姿勢が変化したと実感しています。
※仕事
〔動詞「する」の連用形「し」に「こと(事)」の付いた語。「仕」は当て字〕

①するべきこと。しなければならないこと。「台所の―」「―が片付く」「―に取りかかる」
②生計を立てるために従事する勤め。職業。「お―は何ですか」「―を探している」
③《物》物体が力の作用を受けながら移動するとき、移動方向の力の成分と移動距離の積で表される量。物体が仕事されると、それだけ運動エネルギーが増加する。辞典より。

日常的に、「仕事」と言えば②に該当する意味で使われて、生計を立てるために仕事に就くわけですが、それは様々な職種に分かれます。
大抵の場合、会社組織に従属し、任務を与えられそれを果たす役割を担います。
その組織にどんな姿勢で臨むかは、時代とともに意識の上で変わってきたようです 。

日本、戦後復興期を経て、高度経済成長に突入した頃、(昭和30年~昭和47年)
滅私奉公:私心を捨てて公(会社)のために尽くす。
愛社精神:自分の属する会社に愛着を持ち、そのために尽くすこと。辞典より。

このような言葉が使われる雰囲気が職場にはあったような気がします。
職業・仕事を優先し残業をするのが当たり前でした。
この様な考えが基にあり、働いた分の収入が保証されていました。

この頃の日本、※中産階級意識が8割に及び、GNPも世界第2位となり国民の大半が豊かさを実感できた時期です。

※同調査では『中流』と答えた者が1960年代半ばまでに8割を越え、所得倍増計画のもとで日本の国民総生産 (GNP) が世界第2位となった1968年(昭和43年)を経て、1970年(昭和45年)以降は約9割となった。1979年(昭和54年)の「国民生活白書」では、国民の中流意識が定着したと評価している。一方、同調査で「下」と答えた者の割合は、1960年代から2008年(平成20年)に至る全ての年の調査において1割以下となった。すなわち、中流意識は高度経済成長の中で1960年代に国民全体に広がり、1970年代までに国民意識としての「一億総中流」が完成されたと考えられる。ウキぺデイより。

この時代に育った子供たちが社会人となって働くようになってくると、それまでの価値観に変化が出てきます。
平成になった頃、仄聞した話で、今の若者、残業したがらないでした。
例えば、断る理由が「デートの約束」がある等など、
個人の生活を優先するようになった。
家庭を持つようになると、生活観が会社より家庭に重点を置くようになり、「楽しむ」ことが生きがいとなってきました。
私の周りにも、趣味を持ち「働く」「楽しむ」をバランスよく生活している方々を見掛けます。

昔で云えば「道楽」できるのは金持ちと相場は決まっていましたが、ある意味では国として国民生活向上の証ではないでしょうか?

しかし、一方では平成、令和と御代が変わりるとともに、経済成長がとまり成熟期になって、雇用形態が大きく変わり高度成長期の終身雇用制度がこわれて、非正規雇用の形態が出来てから格差が顕著に出てきました。
国は「働き方改革」と謳って、格差是正に取り組んでいますが、どうなるでしょう?。

「時は流れ、世は移ろい、変化するのが世の習い」とは、正しくその通り。
子供心に、国が豊かになれば、貧しい人がいなくなると思っていましたが、
どんな時代にも「2・6・2の法則」が通じるもんだと実感しています。

 

 

 

 

 

 

 

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