見学の機会を持てたのは、取引先の塗装工場の工場長が、その工場の営業の方を同行して川越第二工場に塗装の相談に来たことからでした。
「模様塗装ハンマートーン」お願いしたいとの事。
お伺いすると、その製品、プレーヤーのターンテーブル、そしてアームの台座でした。
デジタルが主流の時代、アナログでレコードを聴くマニア向けの製品だそうです。
見積もりと、サンプル塗装を頼まれました。
そしてサンプルが出来あがり、引き取りに来た際、見学をお願いしたら快く了解を頂きました。
川越第二工場から徒歩で10分ほどの場所、車で向かいました。
先ずは、倉庫を兼ねた作業場、部品がおかれ、そして出来上がった部品の寸法検査が行われていました。前々から看板で知っていましたが、立ち入ると想像以上に広く当社から見ると羨ましい広さでした。
次に、板金工場へと!
広い工場です。
中へ入りまず案内されて機械がこれです。
値段を聞くと「ん億円」とか、凄いね。
角材、丸材など3次元の切込ができると説明を!
工作機械の進歩は近年著しいものがあります。
この機械で加工した製品の一例がこれと説明を受けました。
木工技術の「仕口(しぐち)や継手(つぎて)」と同じ接合です。
次に案内されたのが切断を行う、シャーリング装置、
昭和40年代半ば、友人が大阪でその装置を使って工場をやっていましたが、見た目はかなり違った印象を受けました。
そしてベンダー装置へと案内され、ちょうど試作製作の作業中、曲げ加工は形状に応じた金型凹凸を用いてやるようです。
曲げ加工の形状を出すために、いろいろの金型が揃っていました。
金型、モノ造りの元のようですね。
次に見たのが、レーザーカット、タレパンなど「抜く」「切り取り」ができる工作機械、大きい物です。
そして「抜き」行う、タレパン。
タン、タン、タンと小気味のいい音を出してステンレス板を抜いていました。
タレパンに装着する抜きの型は、丸、四角などサイズに応じたものがたくさん収納箱に収められており、
様々のサイズ、形状に応じられるよう揃えてありました。
次に案内されたのが、溶接「くっつける」の作業場、数名の方が作業しており、大きな台座において枠組みの溶接、そして円筒形のステンレス材も行われていました。
興味深く見学をさせて頂き、楽しい時間でした。
モノ造りニッポンとしてお互いに頑張りたいものです。
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