拉致被害者家族の思い。

もうだいぶ前になりますか。

友人と拉致問題について話をしたことがありますが、これがアメリカであったらとっくに解決に向け動き、奪還しただろうと。

そう思わせるのが、アメリカの外交手腕、それに情報収集力、軍事力など、明らかに日本より優れていると思うからです。

CIAの存在が大きいのでしょう。

日本にはこのような組織がないし、昔からスパイ天国と呼ばれる日本、ワキが甘くて情報戦にからっきし弱いと感じています。

先の大戦の反省が生きていないところ。

 

テロ戦争と言って、9・11以降、10年間作戦を継続させ、居場所を突き止めるほどの諜報活動、かつ特殊部隊を動かしアルカイダ・ビンラディンを殺害してしまうほどの作戦実行能力。

これなどつくづく違いを見せつけられた出来事でした。

 

今度の野田政権もポーズ程度の兼務の役職。

「野田佳彦首相の拉致問題への考え方が出ている。拉致問題軽視としか言えない」。消費者相と国家公安委員長と兼務で山岡賢次氏が拉致問題担当相に就任したことに、増元るみ子さん=拉致当時(24)=の弟で拉致被害者の家族会事務局長の照明さん(55)は、失望感をあらわにした。
 山岡氏は、超党派の国会議員でつくる拉致議連にも所属せず、拉致問題に関しては全くといっていいほど活動実績がない。拉致被害者家族らは「拉致問題での発言を聞いたことがない」と声をそろえる。ネットニュースより。

この記事を目にして本当に拉致された仲間「日本人」を救う気があるのかと誰でも思うでしょう。

2002年に小泉首相が北朝鮮に出向き交渉の結果5人が戻ってから9年が流れています。

アメリカ、10年もの間一貫して作戦を遂行し目的を達成しています。

これほどの継続性が必要なミッションにもかかわらず、担当大臣はコロコロ変わっていては任される人だって手を打てるわけがありません。

部署を設けてリーダーが一貫して作戦を展開する環境作りがないとダメと思います。

家族会の方々本当に歯がゆい思いでいることでしょう。

昔の陸軍中野学校みたいな諜報機関が必要かもしれませんね!。

 

「 菅直人前首相ら民主党議員側による拉致事件容疑者の長男が所属する政治団体側への巨額献金の発覚に続き、菅前首相は辞任直前に家族らが反対する朝鮮学校無償化の審理再開を指示するなど、家族らの民主党政権への不信は募る一方だ。」ネットニュースより。

こんな報道を知るにつけその思いはますます募ることと思います。

一日本人としても「なんで!」と思います。

まだまだ制裁を続ける状況なのに、なんでそんなことを言うのか理解に苦しみます。

本来であれば対象にならない存在のはずです。

日本人ではないのですから。

アメリカみたいにテロ対策同様、本気で取り組めばやれないことはないと思うのですが。

 「その中で、家族らは政策の継続性を訴え、中野寛成前担当相の留任を求めたが、その声も無視され、民主党政権の2年間で5人目の拉致問題担当相の就任となった。
 野田首相は2日の会見で頻繁に担当相が替わることを問われ、「拉致問題を含め、その継続性で信頼を取り戻すことがこの内閣の最初の課題だ」と述べた。」ネットニュースより。

 先の述べたように、本気であれば政党の枠組みを超えて継続性のある組織、部署をつくるのが筋と考えます。

「 しかし、山岡氏は2日の会見で野田首相からの拉致に関する指示が6項目中の5番目だったことを明かしており、拉致問題軽視の姿勢が浮かぶ。」ネットニュースより。

このくだりで、家族会の方々絶望的な思いになったと想像します。
「消費者相などとの兼務に対する家族の懸念も大きい。田口八重子さん=同(22)=の兄で家族会代表の飯塚繁雄さん(73)は、「これまで兼務になると、拉致問題がおろそかにされてきた。また一から出直さなきゃいけないと思うとつらい」と力なく語った。
 横田めぐみさん=同(13)=の母、早紀江さん(75)はこう嘆く。「こんなことの繰り返し。いつまでこんな状態が続くのか、言葉にもなりません」ネットニュースより。

同胞より献金をしてくれる外国人が優先なのでしょう。

本当に日本の政治家なのかと!

つくづく感じさせられます。

国として体をなしていません。

 

 

コメントが 2件あります

  1. シンさんより2011年9月15日9:35 PM

    もしアメリカなら拉致問題はとっくに解決しているでしょうね。相手の陣地に乗り込んで力ずくで。
    日本も早くスッキリしたいものです。それとも何か複雑な背景でもあるのでしょうか。どんな理由にせよ、犯罪を許してはなりません。

  2. 上野2011年9月16日9:01 AM

    人権、人権とメディアは騒ぐけど、国家の主権を侵されたのです。
    本来であれば、世論がもっともっとこの件に関心が向いていいはずです。
    大々的にメディアに取り上げてほしいもの。

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