この円高、どうすれば!

ネットのニュースで次のように報じていたことを受けて、さらに詳しく教えて頂きたいと思い下記のメールをT氏にしたところ、メールで見解を伝えてきました。


以下、T氏へ送ったメール。
<<インターネットニュースで「スズキ自動車 会長が、限界超えている、円高に悲鳴 政府のシリをたたく。」と報じていました。
リーマンショック後でも、確か記憶の中では円高基調が続いていました。
原因として、ユーロ、ドルの信用不安、消去法で円が買われていたためと専門家筋からの情報で理解していました。
早く100円台にも戻ればと、願いつつも90円を割る状態が続き、ここへ来て、80円台が当たり前になり、限界を超える状況になってしまいました。
当社、国内需要にターゲットを絞りながら、売上確保の方針を進めていますが外需の仕事もでています。
何とかこの状況が変わってほしいのですが、今振り返れば対策が切実に検討されていなかったような気がします。
産業界の面々、当然ながら良いとは思っていませんでしょう。
何故、こんな状況になるまで手を打たなかったのか。
経団連含め、産業界の方々はどう思っていたのでしょう。
その点の見解をお示し頂ければと存じます。>>


私は、為替相場、円は100円以上でないと、輸出産業のダメージは大きく、輸出も伸びないのではと思い、金融為替相場には詳しくはありませが、とても気になっていました。
それが、15年ぶりの円高です。今後の動向が気になることと、景気への影響も心配でした。

何せ、100年の一度の大不況と騒わがれたリーマンショック。
この不況対応に意を注ぎ、何とか持ちこたえて経営している状況、中小、零細企業まで浮揚させるほどの景気回復が実感できない状態にあります。
なんとか打破できる状態になること願っているのですが、与党がその最中、党内代表選挙で
混迷状態が気がかりです。


以下が送ったメールの回答です。


<<1、国内的な要因。具体性と行動。決断のない菅総理
菅総理が軽井沢で夏休み中に円高がどんどん進む中
で、電話でどうも円高が進んでいるので十分注意する
様にとの話。 又その後に日銀の白川総裁と25日に
話合いをする事に為った、発表が出たが、結果は
呆れた事に電話で15分話しただけ。

何故自分を含め関係閣僚と日銀の総裁を含め総合
対策を打ち合わせするのが、強い産業、強い金融、
とは口先だけとしか考えられない。
担当大臣が十分注意して見守る、重大な関心を
もって見守る、コメントしたが其のたびに円高になった。
これは見ているだけで何もやりませんと言っている
と同様で投機筋は、 総理の行動,発言、閣僚の
発言をみて今の内閣は円高を阻止する気が低いと
見てドル、ユーロ、通貨を売って両通貨が下がる事に
拠って結果的に円高になった。
此の結果から言える事は現政府の無為、無策からだ。

2、海外、アメリカの場合、土地の値下がり、

不動産の不振、失業者の増大、

これ等に対してドルに対する信認が

多少下がってもやむを得ないと考えFRBは、
通貨供給量を2倍にして、ドル安に誘導し、
5年間に輸出量を倍にする計画にした。

 

3、ユーロ圏特にドイツは経済の振興、失業対策と
してアメリカと同様に通貨供給量を1.5倍にしてユーロ
通貨を下落させ輸出増を考えて対応とした。
それが証拠に最近の統計によると、BMW.ベンツの
輸出が急速に伸びているそうです。

空菅は財務省の話によって金融危機だと洗脳され、
急に消費税をと言い出す、確かに日本の国債発行
高は見過ごして良いと言う状態でない事は事実だが
それだから空菅の言うギリシャと同様になると大変だ
と言うのは余りにも経済音痴で、
ギリシャと日本を同列に考える自体大きな間違えで
ギリシヤは聞いた処によると国民の4人に一人が、
公務員で高給をとっている、又発行された国債の
70%は国外に売っていた。従って発行された国債が
償還されない事態になると、ユーロ圏全体に大きな
影響が及ぼし。ユーロ通貨に対しての信認に大変な
影響を及ぼす。


以上から見て世界が日本の金融がギリシヤと同様に
考えたならば円は暴落しているはず、日本に対する
金融上の信頼があるのは、890兆円の国債の92%は
日本国民が持っている、又国民の個人資産は、
1千400兆円あるので万が一※デフォルトに為っても
日本国内で処理が可能と他の国に対する影響は
少ない。
※債務不履行。公社債の利払いが遅延したり、元本の償還が不能となったりすること。借入金の返済が不能となったことをもいう。


又ギリシャにはない、日本は対外貸付、
及び資産だけでも200数十兆があり。
国の処分可能な資産合計も500兆円以上ある。
これ等の裏付けが有るから円が相対的に安心と
考え円が買われるのが現状で、其れに+政府の
無為、無策、今の内閣に金融のなんたるか、を経験
した者がいない。又空菅の金融音痴による、
適宜な指導力がない、財務省も貸借対照表の様に
負債:資産をはっきり国民の前に示すべきだと思います。
いつまでも国民に対して「大変だぁ~大変だぁ~」と狼小年の様
な発言は真実を言わずに、愚弄する様な事は、
もういい加減に止めるべきと考えます。


しかし政治のレベルは国民のレベルと言われています。
民主党の様な馬の鼻づらに人参をぶら下げて、
引きずり回されるようなことには乗せられない様な賢明
な国民になる事努力いたしましょう。

以上私の拙い知識の中からもうし上げましたが、色々
と間違えも有ると思いますが、ご容赦の程お願い
致します。
 8月28日 12時 S.T>>


円高になる要因として、ユーロ、ドルが輸出振興のために、安値安定を政策していることから、起きている事。また国債発行でも自国で92%を賄っている点もその影響と理解できました。
ギリシャの公務員が国民の4人に1人、給与が民間レベルの1,5倍、これじゃ破綻の危機になるわけです。
わが国も、公務員給与、人数等で自治体が削減に向けて、取り組んでいますが、
しっかりやらないとギリシャの二の舞になりかねません。


敗戦後、約10年ほどで経済産業復興を成し遂げ、高度成長期をむかえ、GDP約500兆円の経済大国となった日本、平成大不況期から20年以上が経ち、繁栄を支えてきた産業基盤に大きな変化、産業構造空洞化と言われつつ、国内生産から、国外生産に切り替えてほぼ30年、これでは今までのような成長は期待できません。


国民としては、辛抱の時代を迎えていると理解しなければいけないのではないでしょうか。

亡くなられた初代若乃花は「人間、辛抱だ」と言っていました。

おもらい根性で、お上からもらえるもの、何でもと貰っていればいつかツケは国民に回ってくることは明らかです。
T氏が言われるように、政治に対して賢明な判断が必要な時代です。

格言にこうあります。


「人によって起こり、人によって栄え、人によって衰え、人によって滅ぶ、治乱興亡の跡を辿るとまさにその通りである。」

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