東京奄美サンシン会第20回発表会が!!

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IMG_20160622_0002_NEW (565x800) 日時 平成28年10月1日(土)開場 12:30 開演 13:00 会場 南大塚ホール 場所 〒170-0005 東京都豊島区南大塚2-36-1 交通 JR山手線 大塚駅南口・都電荒川線 大塚駅前 徒歩5分 入場料 ¥2000

以上の要領で開催します。

今回は20回目でもあり、節目の開催となります。 会主、会長は会の創設者でもあり、意気込みも強く、取り組んでいます。 とは言え、私は以前より仕事が増え、それにつれ稽古不足となっているのが気がかりです。 入会して10年目を迎え、ここ2年ほど体調を崩していることもあり、モチベーションが低下気味、気持ちを切り替えねばいけないと思うこの頃です。 発表会の課題曲「塩道長浜」に取り組んでいます。

選曲の理由は両親の故郷「喜界島」の民謡と言う事です。 「奄美民謡大観」からその島唄の解説を引用して説明します。

歌詞

しゅみち長浜に わらべ泣きしゅしや

うりや誰かゅい ケサマツあせ肌ゆい

しゅみち長浜に 馬ちなぢおけば

いきゃだるさあても うりや取て乗るな

 「塩道長浜の由緒」

塩道長浜に童泣きするのは、ケサマツの美貌に迷うて命をすてた我が子の浮かばれぬ魂の泣き声である。との意で語を省略しているので一寸わかりにくいところがある。次に塩道長浜に繋いでいる馬には、いくら疲れて乗りたくても乗ってはならないぞ―との意。 名馬の産地喜界島は早町村塩道字の一百姓娘に名をケサマツという界隈切っての美人があった、ところがこの娘年頃になってもどうしても男を近づけない、村の若い者たちはいよいよ躍起になって我こそは恋の勝利者たらと凡ゆる秘策を講じてケサマツに働きかけたが何れも尻目にもかけられなかった。

そしてケサマツ自身毎日毎日塩道長浜の牧場に繋いだ愛馬を曳きだしてはマメマメしく田畑の仕事にいそしむ許りで、斯ういった恋の競争場裡に超然として明け暮れていた。 遂に青年たちは誰一人ケサマツの愛を獲得するものは空しく失恋の亡者としてその骸をケサマツの周囲に曝すのみであった。茲にケサマツの美貌に身も世もあらぬ思いで最後まで非常な熱情をかけて恋の斗い続けた青年があった、彼は正直でそして一徹な性格を持ちすべてに真剣であった。青年は或朝塩道長浜に彼女をしのんで待ち伏せしていた。そしてケサマツがいつもの如く牧場にやってきて愛馬に頬ずりしている後ろから突然現してその悶々の情を訴え結婚を迫った、それは死を賭しての真剣さであった。 ケサマツは困惑した、然しこれ程の迫力を以て恋を訴えられた経験が始めてであった。ケサマツも今は最後と青年の要求に応じ、結婚を約し身を許すこととなった。

まだ朝日があがらない、長い長い白浜の裾では眠りからさめきれないような太平洋のさざ波が静かに夜明けの楽を奏している、朝もやの中にあたりには人影一つない、シンとした原始のような静寂の中に男女が馬と共に放たれているのみである。 青年は激しい心臓の鼓動を押えながらヂッと女の手を握った、女の眼には涙が宿っていた、やがて青年は「馬が逃げてはいけませんから―」との女の言葉のままに、馬の口綱の端を自分の足にむすびつけて二人は横になった。

瞬間女は手にせる雨傘をパット開いて立ち上がった。馬はびっくりして一散に走り出した、見る見る青年は暴れ狂う馬に引きづり廻されて無残な横死を遂げたのであった。 その後塩道長浜では夜な夜な赤子の泣き声が聞かれた、それは誰であろう、ケサマツの美しいあせ肌故に迷うて死んだ我が子の浮かばれぬ魂の泣き声である―と青年の父親が嘆いた、それが第一節の歌の意味である。 そして更に、塩道長浜に繋がれている馬には、どんなに疲れていても 乗ってはならないと―というのも先に叙べた通り、塩道長浜には恨みを呑んだ我が子の念が残っているからである。島の人々は女の呪うよりは、青年の意久地なさと馬鹿正直を嗤った、今でも「かなしねなんち馬ちながれぬ」という俚諺があるのは此処から出たものである。他人の謀略に乗り易い人を諷したものである。・・・

ケサマツ心変わりがしたのか、はたまたこの恋愛を終わりにしたかったのかよくわかりませんが、悲恋歌として残ったのは悲しい結末であろう。 今も昔もこれからも「恋愛」は男女の永遠の課題かな!

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参考資料 奄美民謡大観(改訂増補版) 著者 文(かざり)英吉

昭和41年12月15日発行

 

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