林の伐採

午前11時頃、工場を出ると玄関付近に5,6人の人が屯していました。その中に大家さんがいたので事情を訊くと、腐った木が工場側に倒れる危険性があり伐採するとの事。

小型ユンボで土木会社が作業を進めていました。

責任者は42歳の中年、でも私から見れば子供の年齢です。

雑談になり小さい頃に覚えた事を話すと分かって呉れない事が増えて年代差を感じると話し、会話の中で毛虫が今年は多いと作業しながら感じたとか、気候の話題からゲリラ豪雨など味気ない言葉とになったと言うので、情緒的な事例を上げて気候が変わってきたことを話しました。

小学校の頃の話、「有楽町で会いましょう」の一節に「・・・濡れてこぬかとか木にかかる」の説明、先生の受け売りです。

「小ぬか雨」分かると聞くと「はい」との返事、「ほんとうか?」と言うと「分かりません」と返ってきたので蘊蓄を、

小ぬか雨は霧状の雨を言い、

「小ぬか雨と来ぬ」と掛け「木にかかると気にかかる」と掛けて詩になっていると話すと「ほぅー」と感心した返事がありました。

休憩してたのでしょう、作業が始まります。

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小型の重機でも昔よりパワーがあるといっていました。

これでは土木作業も大層楽になった事でしょう。

4,5本の木が伐採されて空間が広がります。

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作業を観ていると責任者が面白い話しをしてくれました。

小型ユンボ、小松製作所のもの世界の小松と言われるくらい世界中にコマツの重機があるそうですが、それぞれの重機にコンピュータが内蔵され、その装置からGPSを通して重機の稼働状況がデータとして送られ小松は把握しながら生産をするそうです。レンタル重機でも以前はそんな装置がついていないから、雨の日、使っても作業が中止で使っていないと報告すれば一日分のレンタル料を引いてくれたが、その装置が付くようになってからは稼働状況がわかるので通用しなくなったと言っていました。

通信と言うかネットワークの発展には驚きです。

いよいよ当社の工場裏にある木を伐採です。

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根元に切り込みをチェンソーで入れます。そしてユンボで押し込み倒します。

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2014061815290000.jpg小型重機と言えど軽々と木を押し倒しました。

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芯が腐っていました。

放置していたら間違いなく工場へ倒れたことでしょう。

大家さんの土地ではないので、この作業費用は地主が負担と訊くと違い自前だそうです。

慣習的にそうなるようです。

昔は落ち葉など肥料として活用するので、林の手入れは行き届いていたのですが、最近では農家を継ぐ人がいないので仕方ないと言っていました。

安倍政権には農業改革を期待していたが中途半端はことで済ませている、これでは日本の農業がダメになると本気で心配していました。

そういう本人は工場賃貸で商売の鞍替えはしています。

でも、中小農家ではいづれ農業はダメになると言っていました。

昔からですが元凶は農協でしょう。

 

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