サッチャー元首相が!!

テレビで報じていました。

4月8日、脳卒中で死去と、87歳でした。

私は本人を身近に見た経験があります。

それは確か日本経済新聞社の主催で行われた講演会でした。

場所はどこか忘れましたが、会場は満員と記憶しています。

記事によれば来日が昭和57年9月と有り31年が経っています。

確か、新聞広告があり応募して講演の入場券を手に入れたと思います。

 

当時、英国病と言われイギリスは経済は疲弊し立て直しの政策を打ち出した政治家でした。

小学生の頃、授業で「ゆりかごから墓場まで」と例えられた福祉社会国家と教わりました。

とてもいい国なのだと子供心に感じたものです。

しかし、その福祉政策がのちのち、「英国病」の原因になるとは、国民は国がなんでもしてくれると「甘えの構造」が出来、

サッチャー首相は、国民に甘えをなくすようにと覚醒を促すのです。

迎合する政治家が多い中、そこを評価されるのでしょう。

強い意志で臨むサッチャーさんは経済政策面でも、経済学者ハイエクの自由主義経済の考えを基に推し進め経済再生を成し遂げるのです。

ハイエクの弟子、経済学者フリードマンが経済政策に関わったとか。

 

フォークランド紛争(1982年3月からイギリスとアルゼンチン間で3ヶ月にわたって行われた紛争)の決断も見事でしたね。

アルゼンチンが侵攻した時、直ぐ様決断し、確か豪華客船クイーン・エリザベス号で兵隊を送り込み勝利しますが、その時活躍したのが戦闘機ハリアーでした。

ヘリコプターの機動性と、ジェット戦闘機の速さを兼ね備えるハリアー。

「1982年フォークランド紛争時。領土奪回をかけた戦いで、イギリス軍はアルゼンチンの超高速戦闘機ミラージュ200機に対し、垂直離着陸機ハリアーを空中戦用に改良した「シー・ハリアー」28機のみで戦った。結果、空中戦で撃墜されたミラージュは21機。ハリアーは1機すら失われなかった」ネット記事より引用。

 

そんな背景があり、注目度が高いこともあって講演が組まれたのでしょう。

講演に先立ち、田中清玄さんから、講演会に至った説明がありました。

内容は忘れました。

この方も面白い人で、「明治39年3月5日生まれ。東京帝大在学中に共産党にはいる。昭和4年壊滅した党中央の再建にあたり,武装闘争を指導。5年検挙され,母の割腹自殺で転向。」という経歴の持ち主。

共産主義と決別し右翼と呼ばれるに至る人物、自伝を持っていますので詳しくは別の機会に紹介したいと思っています。

 

講演が始まると、照明の影響でしょうかサッチャーさんの金髪がとても映え、美しい人だなとの第一印象でした。

講演内容は忘れましたが、会場で売られていた本を買った記憶があります。

素敵な人でした。

彼女の人生、映画にもなったそうです。それだけ内容のあった政治家なのでしょう。

ネット記事では次のように報じています。

「 「鉄の女」と呼ばれ、英国で初の女性首相となったサッチャー元首相が、87年の生涯を閉じた。妥協を嫌い、信念を貫く姿勢は英国内のみならず世界中で注目を集め、その生涯は映画化もされている。強い指導力を持って教育の再生を果たし、「英国病」と名付けられた経済不振を克服した姿は日本も学ぶべきところが多い。歴史に名を刻んだ偉大な政治家の死を、多くの人々が悼んだ。」

 

日本も学ぶべきところが多いとの記述、特に「教育再生」ではないでしょうか。

「現代日本にとって学ぶべき政策も多い。特に就任時にはびこっていた自虐的な歴史教育や、子供の自主性ばかりを過大に評価する状態を正し、英国民であることに自信と誇りが持てることを目指した教育改革を行ったことが知られており、安倍首相の教育改革のモデルにもなっている。政府の教育再生実行会議委員で高崎経済大教授の八木秀次さん(51)は「サッチャー元首相は、衰退した国を立て直すには教育の再生が重要であり、国が教育に責任を持つべきだという考え方を持っていた。打ち出した政策は国民の意識を変え、見事に国家を再建させた」と指摘。「当時の英国の状況は今の日本によく似ている。サッチャー元首相の政策は今も安倍首相にとって参考にすべき教科書となっている」と話し、・・・・」ネット記事より引用。

>自虐的な歴史教育や、子供の自主性ばかりを過大に評価する状態を正し、

とありますが正に今の日本の現状と同じ、安倍首相も「偉大なリーダー」とコメントを寄せていますが、お手本になっているようです。

 

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