尖閣列島、都が購入!?

石原都知事が4月17日ワシントンで明言とのニュースに触れて驚きましたが、思いというか意図は理解できました。

昨年、9月中国漁船が領海侵犯した際、弱腰外交、国防意識の低さ等が如実に現れた民主党政権への不信が動機のように思えました。

唐突な感じは持ちましたが、どうやらこの一件前々から考えていたように感じ取れます。

埼玉県在住の地権者、都知事との付き合いが前からあったようです。

ニュースから知りました。

「 東京都の石原慎太郎知事は16日午後(日本時間17日未明)、ワシントン市内のシンクタンクで講演し、「日本人が日本の国土を守るため、東京都が尖閣諸島を購入することにした」と述べ、尖閣諸島の魚釣島、北小島、南小島を個人所有する地権者と交渉を開始したことを明らかにした。 代理人を通じて詰めの交渉を続けているといい、基本的な売買の合意はすでに得ているもようだ。購入後は、沖縄県や石垣市に共同所有を提案する考え。 石原知事によると、売買交渉は昨年末に開始。山東昭子参院議員を通じて地権者の埼玉県在住の男性と会談する機会があり、男性が「東京都が買ってくれるのなら売ります」と話したという。都の購入予定エリアは、尖閣諸島の魚釣島、北小島、南小島で、価格は「10~15億円になる見込み」(関係者)。会見では、「都の予算は都民のために使うのが大原則では」との質問も出たが、石原知事は「大原則は国のためだ」と述べた。」ネットニュースより。

 

ニュースで上述のように伝えていますが、都知事「国がやらないからだ」と述べてもいます。

都知事の政治心情から察するにかなり前から持っていた構想と思われます。

私は、尖閣列島が個人所有とはニュースから知ったのですが、他国の高額購入のオファーがあったにもかかわらず売らなかったのは日本人としての自覚が大きな理由なのでしょう。

 

 「昨年9月の尖閣諸島付近の中国漁船衝突映像を「sengoku38」の登録名でインターネットの動画サイトに投稿した元海上保安官、一色正春氏(44)の講演会が30日、松山市御幸1丁目のみゆき会館であり、同氏が日本政府の対応の問題点などを指摘した。」ネットニュースより。

 

この映像流出事件も、憂国の思いから起こした行為、これがあった御蔭で「中国の横暴」の実態を多くの日本人が知ることができました。

都知事「購入発言」に対し、都庁へ多くの寄付が既に寄せられていると報道がありましたがその現れでしょう。

民主党政権への不信もあるのでは?

「国家、国民の安全」が守れるのかと言う不信だと思います。

政権交代以降鳩ポッポから現在まで国防という観点から見ると国家観は「ゼロ」と思うほどです。

最近では、「北朝鮮ミサイル発射」でも有事の際、危機、情報管理が的確に出来ない政権だと露呈しました。

 

「温家宝首相に国連演説で「領土では一切妥協しない」と恫喝されたうえ、謝罪と賠償金を要求されるなど、中国にやられ放題の日本。政府の腰砕け外交のツケはあまりにも大きいというほかはない。 歴史をひもとけば、中国の主張が偽りなのは一目瞭然。
 それが、1960年4月に北京市地図出版社が発行した『世界地図集』に掲載されている日本の「琉球群島」の部分である。2004年にこの地図を発掘したジャーナリストの水間政憲氏がいう。
 「尖閣諸島は日本の領土として、しっかり日本名の『魚釣島』『尖閣群島』と表記されています。日本と台湾(中国)の国境線も、国連海洋法条約に従って、与那国島と台湾本島の中間に引かれている。67年に発行された別の地図集でも同様の表記でした。当時、中国は尖閣諸島を日本の領土だと認めていたわけです」
 週刊ポスト2010年10月15日号」ネットニュースより。

 

「領土では一切妥協しない」と恫喝されたうえ

 

以前より中国への弱腰外交は今に始まった訳ではないですが、民主党政権になってからますますひどいものになっているような気がします。

これに対し何ら対決姿勢を示していません。

それと違って南シナ海での中国の横暴に対しフィリピン、ベトナム近隣諸国は対決しています。

中国が海底資源に狙いをつけての領土拡大方針、尖閣列島も同様です。

元海上保安官の場合、領海を守る任務にあって日本の国防意識に危機感を抱いたためとった行動でしょう。

そのお蔭で日本人が領土問題に関心が高まり、都庁へ多くの寄付が寄せられたのもその現れです。

本人が講演会で述べた中に、任務に当たり「武器使用」ができないことを歯がゆく思うと語っています。

危険な任務なのにそれができない事、当事者が一番わかりますよ。

 

これなど「專守防衛」の限界を示す一例と思われます。

憲法改正に多くの関心が寄せられるのも理解できます。

「戦争反対」と言えば銃は向けてこないと考えているのが今の日本、主権国家としての覚醒に迫られることでしょう。

 

 

 

 

 

コメントが 2件あります

  1. シンさんより2012年5月7日10:43 PM

    人類の歴史から見て、「領土は奪うもの」なんでしょうか。
    月の土地を分譲している企業があったり。
    どのようにして月がその企業の物になったんでしょう。
    南極大陸もどこかの国が領有権を主張するのかも知れません。
    日本は他国の戦略に屈している場合ではなく、日本の良識に逆らう国を捻じ伏せるような戦略があって欲しいものです。石原都知事のように行動あるのみです。

  2. 上野2012年5月8日9:05 AM

    シンさん。
    おはようございます。
    動物でも縄張り意識を本能的に備えています。
    ヒトも同様で、その延長に領土との認識があるのでしょうね。
    歴史的過程で領地、国境なるものが生まれたものと思います。
    動物社会でも縄張りを守らなければ安住の地がなくなるように、
    人間社会も同じですね。
    縄張りを取ろうとする輩は出てきます。
    それを排除できなければ国としての主権、主体性は護持できませんから。
    そう言う意味で、都知事に喝采です。

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