ノンフィクション作家から面談の申し出–斉藤充功–

4月中旬会社へ、斉藤と名乗る方から電話が入っていますと取り次がれ、どんな用件かと出てみました。

「実は、あなたのブログを読み陸軍中野学校の記述があり電話をしました。私は陸軍中野学校について取材している」と言うのです。

ブログの中で手記を残した方に取材を申し込みたいのでご紹介していただけませんかとの事。

ある兵士の体験記を読んで」を目にし、陸軍中野学校の記述がその動機でした。

私は、「その方はすでに亡くなられています。」と答えると、「そうですか、陸軍中野学校出身者はご高齢になり、亡くなられる方も今は多いのです。」と返ってきました。

取り合えずお会いしてお話がしたいと申し出があり、また最近出版した「陸軍中野学校 極秘計画」という本をお送りしますので読んで判断して下さいと言われ、その申し出を受け入れました。

1日後、本が送られてきました。

対応の速さにその思いが伝わり、その本を読んでみました。

先ずはサブタイトルの記述に、皇統護持、GHQ潜入、マッカーサー暗殺計画とショッキングな記述、どんな内容なのかと関心が高まりました。

私がその存在を知ったのが、大映で制作し、主演が市川雷蔵 映画「陸軍中野学校」でした。

多分、大学生の頃観たのだと思います。

諜報機関、スパイ養成学校と知りました。

ノンフィクション作家として、陸軍中野学校を取り上げ、何故今になって出版したのか興味も湧いてきました。

どんな人物なのか、会って話を聞きたいと思い翌日電話をしJR山手線大塚駅ホーム中央で会う約束をしました。

事前に作家のホームページの写真から人となりを調べていたので。

約束時刻、午前10時、彼がやってきました。

挨拶を交わして、どこか落ち着ける場所へと言うことで駅前にあった喫茶店で話し合うことになりました。

喫茶店へ向かう途中、本を読んで取材が多いことが知り、「この本を書くために取材の費用かかるでしょうね」と尋ねると、想像以上の費用がかかることを知りました。

「お仕事とは言え大変ですね」と答えました。

仕事柄、使命感無しに出来る仕事ではないと思い知らされました。

喫茶店の椅子に腰を下ろしての会話が始まります。

初めて会うのに、なぜか私には旧知の間柄の雰囲気を感じて心情を語ったりしてしまいました。

ノンフィクション作家、斉藤充功(みちのり)さんも同じようで、私の考え方を話すと確りと受け答えをし自身の見解を話してくれました。

 

会話が進む中、本題である取材に関して触れ、その場で北海道の友人に連絡し、消息について調べてもらうよう頼みました。

友人、ここ20年ほど付き合いがないので調べるから少し待って欲しいと返ってきました。

彼から手記を貰い、その感想をブログに書いたことが、ノンフィクション作家と知り合うご縁となりました。

人の縁とはこのように繋がるものなのでしょう。

5才ほど年上ですが、年代的にはすごした時期はほぼ一緒、話題的にも共有出来ることが会話を盛んにした理由でしょう。

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著者の足で稼いだ取材力と、使命感で書き上げた渾身の一冊、

ノンフィクション作家としての使命感あふれる本に仕上がっていると感じだ次第です。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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