T氏へ久しぶりの電話

昨年来連絡を取っていなかったので、今回の大震災もあり様子を伺おうと電話しました。

いつもながら元気な声で挨拶があり、開口一番震災の影響はと聞かれ親戚、縁者に命を落とした方、家に被害を蒙った方、取引先にも被害にあった工場がありましたと返答。

私が、そちら(千葉新浦安)はどうですか、千葉方面、液状化現象でたいへんなようですがと尋ねると、地盤沈下が起こり、マンホールが道路から突出し、管に泥がつまり10ヶ日間ほど上下水道が止まったと答えていました。

関東以北に多大な影響があったことが伺えます。

いつものようにいろいろと話題が上がり、見解を話してくれました。

先ずは菅政権の震災の対応はなんだとの批判が出ました。

その一つに、

現場に行かないのに作業服を着ているが、あのパフォーマンスは何だ。

言われてみればそうだなーと、民主党政権の特徴を表しているように思えたのです。

国難に際してまだ児童手当にこだわっているのもおかしい、菅首相から出る言葉、市民市民と言って国民と言わない、彼には国家観がない証拠だともいい、私はそれを聞いて納得しました。

国難レベルの災害時に、国民という言葉が出ないのはおかしいと私もそう感じました。

T氏の見識から見れば菅首相の震災の対応には不満がたくさんあると思いますが時間の関係上、他のことには触れませんでしたが、又いつかお話を聞こうかと思います。

計画停電の実施の際も、優柔不断な対応で混乱を招いています。

以前、「奇異に感じた事」のブログにも書きましたが、それを裏付ける結果となりました。

東北地方の方々が助け合いながら災害に立ち向かう姿、まだムラ意識(共同体)があり秩序正しい行動がとれていますねと聞くと、そうですねムラ意識(相互扶助)があって、東北地方の方の粘り強い気質が出ていますねと答えてくれました。

明治29年、昭和8年と津波被害にあっている地域、ご先祖様の教えが言い伝えられていたのでしょう。

話題は日本の技能、技術にも触れ、今中国製の自動車のボディーの品質面がよくなっているのは、日本のプレス金型技術のおかげで、このように景気後退の影響で技術流出するのは残念とも言っていました。

大型タンカーのスクリューは最終段階の仕上げは職人の手によって仕上げ、エネルギー効率の良いものに仕上がる話、そこの会社シェア60%なのだそうです。

日本はやはり、技能、技術立国でなければと感じた次第です。

医療技術ではIPSの心臓肥大治療、ある外国の金持ちがシンガポールへ治療に行った時、それだったら日本の方がよいといわれた話し、バッテリー技術も進化し従来の1/10のコストで作られるようになっているとも言いました。

この医療技術、諸外国の富裕層にアピールすれば、金銭など問題にしないで日本へ治療に来るのではとも言いました。

都市鉱山の話も出て、日本は資源がない国というのは間違い、近海にはメタンガス95年分が埋蔵さている。バブル時期、自民党がふるさと創生とバラマキをせず、余った金をそちら方面に活用していれば大いなる繁栄があったのにとも残念そうに話していました。

今の政治家に力説していたのが、戦略思考を以て国家を運営し、日本にある高度な技術を掘り起し、それを用い、国家繁栄をめざし、国民に夢を語ってもらいたいといっていました。

長年経営の携わっていた経験がそういわせるのでしょう。

 80歳を超え尚も豊富な知識、勉強されているのでしょう。

 

 

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