7月場所、開催に!

大嶽親方、解雇退職金なし、琴光喜、解雇退職金支給他18名の力士謹慎処分で一応の決着をつけての開催に。
武蔵川理事長を筆頭に、大勢の力士が雁首そろえての謝罪会見報道をみて、ある種情けない気分になりました。
そこまでして何があるのか疑問を感じたのです。
彼等一人前の大人です。分別があって行ったことなのです。
賭け事が、どこまでが娯楽で、賭博になるかは金額による判断があるのでしょうが、
横綱白鵬など、花札をやったことを詫びているのです。
賭け事をしたからといって、そこまでする必要があるのか、私には理解できません。
賭け事はある程度娯楽として認められているはずです。それをしたからといって詫びる必要があると言うならば、賭けゴルフ、賭け花札、賭けマージャン、今では認知されている景品交換??パチンコだって博打行為です。それらをしている人達全員が世間に詫びなければなりません。
パチンコ、射幸心を煽るものと言って、よくないという見識者がいたくらいです。

いつの頃から、それも言わなくなってしまいました。

<追記>テレビ番組で法律専門家が言ってたこと、金をかければ博打で違法行為と。

解雇された2名、常習性、賭け金が多額、反社会集団とのかかわりなどの疑惑が理由でしょう。
だから、その処分となりました。

 

しかし、他は娯楽、遊び程度としてものと思われます。相撲界でなくても一般社会でも容認されていた行為と思うのですが、何故、相撲界で起こした問題だと取り上げマスコミは追及をするのでしょうか。
追求する側の報道関係者は行っていないのですか?
私、子供の頃、職業野球、芸能界、相撲界などは特殊な社会で、ある程度一般常識的な判断から逸脱しても世間は容認していたし、博打、賭博ぐらいでは騒ぎませんでした。私が子供の頃、芸人のマネ事をすれば、大人に芸人みたいな事をするんじゃないと注意されたくらいです。
ある意味で、棲み分けしていたのでしょう。

野球界で言えば、昔遠征移動の列車の中で暇つぶしに賭けマージャンは当たり前、大酒は食らう、賭け事は盛んにやっていたと聞いています。
当時、その世界で身近にいて、記者などをやっていたい人に聞けば判るはずです。
落語界で言うならば、「芸のためなら女房も泣かす、・・・・」とある落語家の生き様を歌にするくらい、ある意味で常識はずれを容認していました。

 

そのような特殊な世界にいる人たちに、品行方正についてとやかく言うこと自体ナンセンスだと思います。舞台裏はどうでもいいのです。その道のプロとして一流のもの(相撲で言えば技、芸能で言えば演技、落語で言えば喋りなど)を見せられるか、見せられないかが一番の評価対象です。
「清濁併せ飲む」という言葉があります。
そこまで、キリキリと追い詰めて何になると考えているのでしょうか。
いつの間にか、息苦しい世の中になっています。

 

貴乃花親方が、琴光喜の処分に関して抗議の意味で退職願を出したと報道されていました。
どんな動機か詳細はわかりません。しかし私から見れば、仲間を何とかしたいと情に駆られてと想像します。大嶽親方に関しては何も言っていないことからも判断して、琴光喜に対する処分は厳しいと感じたのでしょう。
私はそのように思います。

 

これではお相撲さんが可哀想です。
一般社会より、特殊な技術を獲得するため、厳しい環境下(肉体を極限まで追い込んで鍛錬する)で日々の暮らしをするのです。
息抜きしたくらいで、責められるなら、ストレスが溜まってしょうがないでしょうね。
同情します。
相撲界の幹部連中、内心では今のお相撲さんに同情しているのでは。
「俺等、若い頃より相撲社会は住みにくくなった」と。

 

品行方正と追求するとしたら、教育界の方ではないでしょうか。
猥褻教師花盛り、そんな教師が出た学校が教職員一同、その地域の教育委員会の長、校長始め雁首そろえて謝罪会見したことがありますか。
職業上の性質から言って、マスコミが追求すべきは、そちらが筋でしょう。
何か、順序を間違えています。
私に言わせれば、改革が必要なのはマスコミ側にあるのではないでしょうか。

 

改革と相撲協会に期待するとすれば、法的な保護をやめ、純然たる民間組織にもどし、
相撲興行組織として再出発させればいいのです。
今のままの体制で充分に改革できます。
競争社会に身をおいて、相撲を見せることを経験させればわかります。
今まで、先達たちの築いた組織に安穏としていたか。
それが相撲協会の新たなる再出発と成るはずです。
何とかして、伝統ある相撲を今後も守れるよう、相撲関係者に期待します。

何度もブログで触れるのも、物心がついた頃から相撲を観ていた(ただしテレビ観戦)からでしょうか。

おおらかだった相撲社会が懐かしいです。

例えば、角界のモダンボーイといわれた大関若羽黒、行動が当時しては相撲さんとしては変わっていた事、今は解説をしている、プレーボーイと呼ばれたモテモテ男の横綱北の富士、今風に言えばイケメンの初代貴乃花など水商売の世界ではモテモテで浮名を流すなど。

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